調理師の過去問 令和2年度12月実施分 食文化概論 問60
この過去問の解説 (3件)
正解は「ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエ」です。
ブリヤ・サバランは法律家や政治家で美食批判などで知られており異なります。
アントナン・カレームはフランスのシェフでありパティシエでもありフランス料理の発展に大きく貢献していますが異なります。
近代フランス料理の基礎を築き、1934年に家庭向けの料理書「私の料理(Ma Cuisine)」を出版したフランスの偉大な料理人は「ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエ」です。
ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエはフランスのシェフでレストラン経営や料理考案、レシピ集などを手がけ伝統的なフランス料理の大衆化や革新に貢献し近代のフランス料理の父として知られています。
ジョエル・ロブションはフランスのシェフで世界的に最も多くのミシュランの星を持つとされ有名なシェフなので異なります。
正解は3です。
1:ブリヤ・サバランはフランスの生理学者です。1825年に「味覚の生理学」を出版しました。
豊富な科学知識に基づいて食物の役割を述べ、食を文化とみる立場から美食の生理的効用を 強調しました。
2:アントナン・カレームは、19世紀を代表する偉大な料理人で「料理の王」と称されました。
3:ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエは、19世紀から20世紀にかけて活躍した、フランスのシェフです。
1903年にフランス料理のバイブルともいえる「ル・ギード・キュリネール」を刊行しました。
5000以上の料理のレシピが載っており、現代においても基本の確認のためにプロの料理人が手放すことのできないものです。1934年には「私の料理」を出版しています。
⇒よって正解です。
4:ジョエル・ロブションは、フランスのシェフです。世界で最も多くミシュランの星を持つ、有名なシェフとして知られています。「世紀最高の料理人」と言われました。
正解は3のジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエ です。
ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエ(1846~1935年)は、第一次世界大戦のあった1914年頃に近代フランス料理の基礎を築いた偉大な料理人です。
1903年に「料理の手引き(ル・ギッド・キュリネール)」、1912年に「メニューの本」、1934年に「私の料理(マ キュイジーヌ)」など数々の料理書を出版しました。
エスコフィエの名前とプロフィールを知っていれば、迷うことのない問題になるかと思います。
各選択肢については、以下のとおりです。
1 .誤りです。ブリヤ・サバランは、18世紀のフランスの美食家・政治家です。「味覚の生理学」「美味礼讃」を出版したことで知られます。チーズの名前にもなっています。
2 .誤りです。アントナン・カレームは、19世紀に 「料理の王」と呼ばれ活躍したパティシエ兼シェフです。
3 .正解です。ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエ が近代フランス料理の基礎を築いた人物です。
4 .誤りです。ジョエル・ロブションは、世界最多のミシュランの数を取得しているフランスのシェフです。33個のミシュランの星を取得、1945年に73年の生涯を閉じました。世界中の都市に彼の名前と同名の店舗を残しています。
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