調理師の過去問
平成25年度
栄養学 問22
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問題
調理師試験 平成25年度 栄養学 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
妊娠期及び授乳期の栄養に関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
- 妊娠期には、たんぱく質を付加する必要はない。
- 妊娠期には、脂肪エネルギー比率を 30%以上とする。
- 妊娠期には、エネルギーを付加する必要がある。
- 授乳期には、エネルギーを付加する必要はない。
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この過去問の解説 (4件)
01
1・たんぱく質は赤ちゃんの体を形成するために必要な栄養素です。特に妊娠後期のたんぱく質不足は妊娠中毒症をひきおこす原因ともなるため重要なのです。
2・妊娠期にはエネルギー比率20~30%が必要です。
3・母体のエネルギー消費に加えて、胎児の発育のためのエネルギーを確保するため、エネルギーを付加する必要があるため正解です。
4・授乳中も授乳による栄養の必要量が必要とされるためエネルギーを付加する必要があります。
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02
妊娠・授乳期の栄養付加は
・エネルギー
・たんぱく質
・n-6系、n-3系脂肪酸
・ビタミンA、D、B群、葉酸、パントテン酸、ビタミンC
・カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅
です。
ほぼ全部と考えていいのですが、ポイントは、脂質エネルギー比は変わらないということです。
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03
が正解です。
基本的に、妊娠時は、妊娠を維持したり胎児を成長させたりするため、授乳婦は母乳を分泌させるため、非妊娠時に比べ栄養素の付加が必要となります。
ただ脂質だけは、性別、年齢、妊娠・非妊娠時に関係なく、常にエネルギーの20~30%を維持することが推奨されているのです。
(1)× 正しくは「妊娠期には、たんぱく質を付加する必要がある。」です。
(2)× 正しくは「非妊娠時と同じく、脂肪エネルギー比率は20~30%を維持する。」です。
(4)× 正しくは「 授乳期には、エネルギーを付加する必要がある。」です。
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04
授乳婦は身体活動量の程度に関わらず350kcal/日を推定エネルギー必要量に付加することが推奨されている。
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