調理師の過去問
平成25年度
食品衛生学 問35
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問題
調理師試験 平成25年度 食品衛生学 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
カンピロバクター食中毒に関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
- 重症の場合はコレラに似た症状になることがある。
- 潜伏期間は、ほかの食中毒より短く 3時間前後である。
- 感染症法*で 3類感染症として指定されている。
- ごく少量の菌数でも感染することがある。
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この過去問の解説 (4件)
01
カンピロバクターによる食中毒は、発生件数が最も多い食中毒ですので、特徴を覚えておきましょう。
・カンピロバクターが付いた食品や、飲料水を摂取することや、動物を触るなどをした時に、感染します。
・100個程度と、少ない菌量で感染します。
・潜伏時間が、2~5日間と、やや長めです。
この3つの事から、(4)が正解だとわかります。
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02
1:カンピロバクター食中毒に似た症状なのは、サルモネラ症です。
2:潜伏期間は短くて2日、長くて7日です。2日~5日で回復します。
3:3類感染症は、コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフスです。
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03
が正解です。
【カンピロバクター食中毒の特徴】
・食中毒事故の中で最も多い
・カンピロバクターは鶏をはじめ家畜やペットなど多くの動物が保菌している
・数百個くらいと比較的少ない菌数で感染する
・潜伏期間は2日~1週間くらい
・鶏肉の生食、肉の加熱不十分から食中毒が起こりやすくなっている
・食中毒の予防には加熱が効果的
・下痢・吐き気・嘔吐・腹痛・倦怠感・発熱・脱水などが起こる
・重篤になることはまれだが「ギラン・バレー症候群」を併発することがある
(1) ×コレラの症状は、腹痛、激しい下痢と嘔吐、大量の白い水様便、下痢に伴う脱水などで、重症のカンピロバクターとはそれほど症状が似ていません。
(2)× 潜伏期間は2日~1週間くらいと、ほかの食中毒よりも長めです。
(3)× カンピロバクター感染症を含む「感染性胃腸炎」は、第5類感染症です。
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04
1・カンビロバクター食中毒の症状は下痢、腹痛、発熱、頭痛及び全身倦怠感などの風邪に近い症状です。
コレラは大量の下痢便が何回も出て、脱水症状が現れます。腹痛はなく、体温はむしろ低下します。
2・潜伏期間は2~5日と他の食中毒と比べて長いのが特徴です。
3・感染症法では定点把握の5類感染症として
指定されています。
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