調理師の過去問
平成23年度
公衆衛生学 問13
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問題
調理師試験 平成23年度 公衆衛生学 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
感染症対策に関する記述で、〔 〕に入る語句として、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
「体内に病原体を持っているが症状のない者を〔 〕といい、知らない間に他者にうつす可能性があり感染症対策上重要である。」
「体内に病原体を持っているが症状のない者を〔 〕といい、知らない間に他者にうつす可能性があり感染症対策上重要である。」
- 感受性者
- 保菌者
- 接触者
- 患者
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この過去問の解説 (4件)
01
病原体が感染しても、その感染特有の症状が出現せず無症候となる場合があります。この状態では、外見上は非感染者との見分けが付かないが、その病原体が体内で増殖している場合があり、本人の気がつかないままに感染源となってしまいます。
代表的なものに、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)やB型感染ウイルスなどがあります。
この状態の者を、保菌者といいます。
したがって問題文は、「体内に病原体を持っているが症状のない者を[保菌者]といい、知らない間に他者にうつす可能性があり感染症対策上重要である。」となります。
(1)感受性者は、感染症が発生するときに、病原体の侵入を受ける者のことです。
(3)接触者は、感染症などの疑いがある者と行動したり、接触した者のことです。
(4)患者は、なんらかの疾患により医療の治療を受ける者のことです。
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02
が正解です。
感染症の中には、菌に感染するだけで発症することがない「不顕性感染」を起こすものもあります。
また、感染症を発症して回復した後、症状はもう消えたのに、体内にはまだ菌が残っていることもあります。
このような時に、保菌者がほかの人と接触すると、菌をうつしてしまう可能性があるのです。
(1) × 感受性者は、菌に接触した時に感染する可能性がある人のことです。
(3)× 接触者は、菌を持っている人に接触した人を意味します。
(4)× 患者とは、病気にかかっている人のことを、治療する立場から見た時の表現です。
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03
保菌者(キャリア)は、体内に病原体が侵入しているにも関わらず、菌力と免疫力が均衡をもっており、症状はありませんが、菌を持続的に排出している人のことをいいます。二次感染の原因となることがあります。
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04
体内に病原体を持っているが症状のない者を「保菌者」といいます。
自覚症状がないので、この保菌者が感染を広げる事が多いのです。
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