調理師の過去問
平成23年度
食品衛生学 問34
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問題
調理師試験 平成23年度 食品衛生学 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
食品の微生物汚染の指標と菌数測定に関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
- 糞便汚染指標は、赤痢菌による汚染の程度を検査する。
- 一般生菌測定法は、死滅している菌の数を測定する。
- 総菌数測定法は、生きている菌を発育させて測定する。
- 菌数測定は、食品の品質や保存状態の把握に活用する。
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この過去問の解説 (4件)
01
汚染指標菌とは、食品や調理器具、皮膚などの微生物の汚染状況を把握し、評価するために検査されるものです。
(1)誤りです。糞便汚染指標となるのは、大腸菌群および大腸菌です。
(2)誤りです。一般生菌測定法は、一定の条件下で発育する中温性好気性菌を測定するもので、生きている菌を発育させて測定します。
(3)誤りです。総菌数測定法は、生きている菌だけでなく死んだ菌も含めた、全ての菌を測定します。
(4)正解です。腐敗と菌数の間は相関しており、食品の菌数測定により、品質管理や賞味期限の設定の際には重要な指標です。
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02
食品の微生物汚染の指標と菌数測定は、範囲の広い項目です。
選択肢の記述を1つ1つ覚えていては、広すぎるので、正解の選択肢である、これらの測定は「何の為に行うのか」を、理解しておくことに留めます。
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03
が正解です。
食品中の細菌やカビが増えると腐敗や品質劣化、食中毒などを引き起こします。
食品ごとに菌数の基準値が定められ、菌数を測定することで食品の品質や保存状態を把握します。
(1)× 糞便汚染指標は、赤痢菌ではなく、糞便に含まれる大腸菌による汚染の程度を検査するものです。
(2)× 一般生菌測定法は、生きている菌の数を測定する検査法です。
好気性菌(酸素を必要とする菌)を食品中で培養し、検出される菌数を調べます。
(3)× 総菌数測定法は、生死に関係なく見えた菌の数をすべて数える検査法です。
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04
菌数測定をすることで、その食品の製造から加工、流通、輸送、貯蔵でのミスや失敗を推し量ることができます。
1 糞便汚染指標に使用する菌のことを、糞便汚染指標菌といいます。主に大腸菌や腸球菌を用います。
2番と3番は逆です。
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