調理師の過去問
平成29年度
公衆衛生学 問2

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問題

調理師試験 平成29年度 公衆衛生学 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

集団の健康水準を表す指標として、誤っているものを一つ選びなさい。
  • 合計特殊出生率
  • 罹患率
  • 有訴者率
  • 受療率

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っているものを選ぶ設問です。

選ぶべき選択肢は(1)です。


各選択肢の意味を考えてみましょう。

(1)合計特殊出生率...1人の女性が15歳から49歳までの間に出産する子供の数の平均。

(2)罹患率...ある集団において、疾病の発症頻度をあらわす指標。

(3)有訴者率...人口1000人あたりの、病気や怪我などの自覚症状がある人の比率。

(4)受療率...ある1日に、何人の患者が医療機関を受診したかをあらわす数値。


(2)(3)(4)は集団の健康基準をあらわす指標として合致します。

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02

健康状態をはかる時のものさし(基準)は「健康水準」と呼ばれています。

設問中の「集団の健康水準を表す指標」は、ある集団(たとえば日本国民、男性、女性、など)にどれくらい健康な人がいるのか、をあらわしたものです。

(1)~(4)の意味をチェックしてみましょう。

(1) 合計特殊出生率…15~49歳(出産可能な年齢)の女性が生涯に産む子どもの数の平均
(2)罹患率…10万人中における、一年間に発病した患者の数
(3)有訴者率…千人中における、病気やけがなどの自覚症状がある者の数
(4) 受療率…調査した日における、10万人中に存在する受診や入院をした患者の数

(2)~(4)は、健康でない人(病気やけがにかかった人)の数を表していることがわかりますが、(1) 合計特殊出生率だけ異質であることからも、正解が導き出せると思います。

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03

1が正解です。

1.健康水準を表す指標ではない為誤りです。
合計特殊出生率
一人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産む子供の数の平均を示しています。

2.罹患率
観察対象の集団の、観察期間に疾病の発症頻度をあらわす指標の一つです。

3.有訴者率
人口 1000人あたりで、病気やけがなど自覚症状のある人の比率です。

4.特定の日に疾病治療のために、入院、通院、往診を受けた患者数と人口10万人との比率です。

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