調理師の過去問
平成29年度
公衆衛生学 問7

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問題

調理師試験 平成29年度 公衆衛生学 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

健康日本21( 第二次 )に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • 目標の設定期間は20年間である。
  • 生活習慣病の早期発見、早期治療に重点を置いている。
  • 健康格差の縮小の実現を図ることを目的としている。
  • 地域保健法には、「 健康日本21 」を推進するための地方計画の策定が規定されている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(3) 健康格差の縮小の実現を図ることを目的としている。
です。

健康日本21(第2次)は、厚生労働省が推進する、国民の健康づくりを目的とした対策のことです。「21世紀における国民健康づくり運動」を略して、健康日本21(第2次)と呼ばれます。

健康日本21(第二次)は、平成25年~平成34年の10年間を対象に策定された計画です。基本的な方向は以下となっています。

1. 健康寿命の延伸と健康格差の縮小
2. 生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底
3. 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
4. 健康を支え、守るための社会環境の整備
5. 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口
腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善

(3)の内容は、健康寿命の延伸と健康格差の縮小」のことをあらわしています。よって、(3)が正解です。

健康寿命というのは、日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと、健康格差は地域差や社会経済状況の差によって生まれる健康状態の差のことです。

(1)× 目標の設定期間は20年ではなく10年間です。
(2)× 早期治療には重点を置いていません。
(4)× 地域保健法では制定されていません。

参照先 厚生労働省「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_01.pdf

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02

正解は(3)です。

健康日本21(第二次)とは、21世紀の日本に生きる人々の健康を実現するための、新しい国民の健康づくり運動のこと。

2012年度末で終了した健康日本21(第一次)を改正したものです。

基本的な方針5つを覚えておきましょう。

1.健康寿命の延伸と健康格差の縮小

2.生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底

3.社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上

4.健康を支え、守るための社会環境の整備

5.栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善


各選択肢と照らし合わせてみると、

(3)健康格差の縮小の実現を図ることを目的としている。

が、基本的な方針1.健康寿命の延伸と健康格差の縮小と合致しています。

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03

3が正解です。

1.10年間の計画である為誤りです。

2.生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底である為誤りです。

3.健康寿命の延伸と健康格差の縮小の実現に関する目標と記述がある為正解です。

4.地域保健法には規定されていない為誤りです。


・健康日本21(第2次)

① 健康寿命の延伸と健康格差の縮小

② 主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防

③ 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上

④ 健康を支え、守るための社会環境の整備

⑤ 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する
生活習慣及び社会環境の改善

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