調理師の過去問
平成29年度
栄養学 問25
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問題
調理師試験 平成29年度 栄養学 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
「 日本人の食事摂取基準( 2015年版 )」において、生活習慣病の予防を目的に設定されている栄養素の指標として、正しいものを一つ選びなさい。
- 推定平均必要量
- 目標量
- 目安量
- 推奨量
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この過去問の解説 (3件)
01
(2)○ 日本人の食事摂取基準とは、厚生労働省が国民の健康の維持・増進などを目的に制定したエネルギー及び各栄養素の摂取量の基準です。
2015年度版では「推定平均必要量」「目安量」「推奨量」「目標量」を指標として定めています。
この4つの中で生活習慣病予防を目的にしているのは「目標量」のみです。
(3)× 目安量は、ある集団の人々が一定の栄養状態を維持するのに十分な量を指します。
(4)× 推奨量は、日本人の、ある性、ある年齢に属する人々の97~98%が必要量を満たすと推定される摂取量です。
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02
2 . 目標量
が正解です。
「日本人の食事摂取基準」は、1日に必要な栄養摂取量の基準を示したもの。
5年おきに改定しており、「2015年版」は「2010年版」に比べ、特に「生活習慣病の発症や重症化を予防すること」を重要視しているのが特徴です。
栄養素の指標には「推定平均必要量」「目安量」「 推奨量」を用い、2015年版では新たに、生活習慣病を予防するために目標とすべき摂取量を「目標量」が加わりました。
目標量が設定されているのは、ナトリウム、カリウム、食物繊維です。
「推定平均必要量」「目安量」「 推奨量」は、生活習慣病の予防が目的ではなく、栄養状態を保ち、摂取不足を防ぐための必要量を知る指標として設定されています。
(1)× 推定平均必要量は、50%の人が必要量を満たせる量のことです。
(3)× 目安量は、栄養状態を保つのに十分な量です。
(4)× 推奨量は、97.5%以上の人が必要量を満たせる量のことです。
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03
正解は 2 . 目標量で、生活習慣病の第一次予防として発症を防ぐために当面の目標とすべき摂取量のことです。
1 . 推定平均必要量は栄養欠乏症予防のためのもので、特定の年齢層や性別集団の栄養素の必要量を測定し、その集団における50%の人が必要量を満たすと指定される一日の摂取量のことです。
3 . 目安量は、特定の年齢層や性別集団に属する人が、良好な栄養状態を維持するのに十分な量のことです。
4 . 推奨量は特定の年齢層や性別集団のほとんどの人(97~98%)が一日の必要量を満たすと推定される摂取量のことです。
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