調理師の過去問
平成30年度
食品衛生学 問27
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問題
調理師試験 平成30年度 食品衛生学 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
メチル水銀に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- メチル水銀による典型的な慢性中毒として、腎機能障害がある。
- 成人は、胎児に比べてメチル水銀の影響を受けやすい。
- メチル水銀の摂取量が多い食品は、獣肉類である。
- 食物連鎖によりメチル水銀が濃縮されたものを喫食することで健康被害が起こる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.メチル水銀(有機水銀)は神経障害を起こすため誤りです。
無機水銀は腎機能不全が中毒症状として現れます。
2.成人は、メチル水銀の影響を受けやすい時期を過ぎている為誤りです。
胎児は妊婦の胎盤を通じてメチル水銀の影響を受けてしまいます。
3.獣肉類ではなく魚介類の為誤りです。
河川や海中に流出したメチル水銀の中で生育する魚介類は摂取量が多いとされています。
4.食物連鎖から健康被害が生じるので正解です。
海や川へ流れ出たメチル水銀→プランクトン→魚介類→人間と連鎖されます。
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02
1.メチル水銀による慢性中毒は、神経の発達障害を起こしてしまいます。本肢は誤りになります。
2.成人ではなく、母体を通じて胎児や発達中の幼児に影響をもたらします。本肢も誤りになります。
3.メチル水銀中毒では、水俣病が有名です。海でとれた魚介類を経由してり患します。本肢の記述も誤りになります。
4.本肢の記述の通りになります。正しいです。
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03
慢性中毒の症状としては、中枢神経や脳への障害があります。
メチル水銀は有機水銀の為、神経系に強い障害を起こします。
2.メチル水銀の影響を受けやすいのは胎児です。
胎児はメチル水銀を排泄できない為、
成人に比べて影響を受けやすいと言えます。
3.メチル水銀の摂取量が多い食品は、魚介類です。
メチル水銀は特定の水産物に多く含まれています。
4.食物連鎖によって水銀が濃縮され、大型魚類、深海魚などに蓄積されます。
それらを摂取する事で健康被害が起こります。
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