調理師の過去問
令和元年度
公衆衛生学 問5

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問題

調理師試験 令和元年度 公衆衛生学 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

ウイルスによる感染症として、正しいものを一つ選びなさい。
  • コレラ
  • 麻しん(はしか)
  • 結核
  • 腸管出血性大腸菌感染症

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1:コレラはコレラ菌で起こる病気です。感染すると、早ければ24~48時間、遅くとも6日ごろに発病します。症状は腹痛・下痢・脱水症状・嘔吐などです。

2:麻しん(はしか)は麻疹ウイルスによって起こる病気です。空気感染・飛沫感染・接触感染と様々な感染経路があります。その感染力は極めて強いです。
⇒よって正解です。

3:結核は結核菌によって起こる慢性感染症の1つです。感染源は結核患者です。飛沫感染が主です。

4:腸管出血性大腸菌感染症は、腸管出血性大腸菌
O157が産生するベロ毒素によって起こります。
夏季に流行し、乳幼児や高齢者等の抵抗力の弱い人が感染した場合、重症化しやすいです。

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02

正解は2です。

1~4は「細菌」または「ウイルス」によって起こる感染症です。代表的な感染症は覚えておきたいですね。

【細菌によって起こる感染症の一例】
コレラ
結核
腸管出血性大腸菌感染症
サルモネラ感染症

【ウイルスによって起こる感染症の一例】
インフルエンザウイルス
ノロウイルス
麻しん(はしか)

細菌とウイルスは、どちらもヒトの体内に侵入して増殖し、様々な症状を引き起こしますが、大きさ、体の仕組み、ワクチン・治療薬の効き方は異なります。


各選択肢については、以下のとおりです。

1 .コレラは「コレラ菌」という細菌によって起こるので、誤りです。

2 .麻しん(はしか)は「麻疹ウイルス」というウイルスによって起こるので、正解です。

発症すると風邪のような症状、高熱、全身の発疹がみられます。非常に感染力が強く、かつては大流行をおこすこともありました。麻しん風疹ワクチンの定期接種により、現在は流行がおさまっています。

3 .結核は「結核菌」という細菌によって起こるので誤りです。

4 .腸管出血性大腸菌感染症は「腸管出血性大腸菌」という細菌が原因なので誤りです。O157が知られます。菌が産生するベロ毒素によって大腸炎や脳炎などを起こします。

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03

正解は2です。

1.コレラは、コレラ菌が病原体です。
汚染された水や食物から経口感染し、腹痛、下痢、嘔吐などの症状が表れます。

2.麻しん(はしか)は、麻しんウイルスが病原体です。
空気感染、飛沫感染、接触感染などにより人から人へ感染し、高熱や咳、鼻水などの症状が表れます。

3.結核は、結核菌が病原体です。
空気感染、飛沫感染などにより感染し、風邪様症状からひどいせき、痰、発熱などが長く続き、重症化すると呼吸困難などの症状が表れます。

4.腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌が病原体です。
その中でも感染力の強いO157は、飲食物などから経口感染し、腹痛、下痢などの症状が表れます。

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