問題
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脂質と結合したたんぱく質として、正しいものを一つ選びなさい。
1 .
カゼイン
2 .
ミオグロビン
3 .
リポたんぱく質
4 .
ムチン
( 調理師試験 令和元年度 栄養学 問20 )
正解は3です。
1:カゼインは牛乳の主要たんぱく質です。
牛乳では約80%を占めます。多種類のたんぱく質の混合物です。
2:ミオグロビンは、肉や赤身の魚の色素のことです。鉄を多く含みます。
3:リポたんぱく質は、脂質とたんぱく質の結合物質で、血清中の高比重リポたんぱく質(HDL)と
低比重リポたんぱく質(LDL)などがあります。
⇒よって正解です。
4:ムチンは、粘液性物質でムコたんぱく質と糖たんぱく質の混合物です。
胃の粘膜を保護し、肝臓や腎臓の機能を高めるといわれています。
正解は3です。
1.カゼインとは、牛乳に含まれるたんぱく質です。
牛乳のたんぱく質のうち、8割がカゼイン、2割がホエイ(乳清)です。
カゼインは栄養価が高く、必須アミノ酸を多く含んでいます。
2.ミオグロビンとは、ヘムを含むたんぱく質で、肉や魚に含まれています。
赤色筋肉に存在し、酸素を蓄える働きをしています。
3.リポたんぱく質とは、脂質と結合したたんぱく質です。
脂質は油のため、水である血液と混ざり合うことができず、そのままの形では体内で運搬できません。
しかし、リポたんぱく質の形をとることで、体全体へ脂質を運ぶことができます。
4.ムチンとは、糖とたんぱく質が結合したものです。
ムチンを含む粘液は粘膜の損傷を防ぐ働きがあり、胃潰瘍などの予防効果や、アレルギー症状の予防が期待できます。