調理師の過去問
令和元年度
栄養学 問21

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問題

調理師試験 令和元年度 栄養学 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

小腸に関する記述について、誤っているものを一つ選びなさい。
  • 盲腸・結腸・直腸からなる。
  • 膵液(すいえき)が分泌される。
  • でんぷんが消化される。
  • アミノ酸が吸収される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

小腸は、体の中で一番長い臓器です。(約6mあります)空腸(くうちょう)回腸(かいちょう)からなります。胃や十二指腸で消化された食べ物をさらに分解し、栄養素を吸収する働きをしています。

1:盲腸・結腸・直腸は「大腸」です。
⇒よって正解です。

2:すい液は膵臓でつくられます。十二指腸に送られ、胃に入ります。胃液によって酸性になり、小腸に運ばれます。小腸では弱アルカリ性のすい液によって中和され、消化酵素が働くようになります。

3:小腸には粘膜にある腸絨毛という無数の突起があり、体の組織に必要なほぼすべての物質を吸収します。よってでんぷんも糖として吸収されます。

4:3と同様、アミノ酸も吸収されます。
小腸では、水やミネラル、糖(でんぷん)、アミノ酸、ビタミンなどが吸収されます。

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02

正解は1です。

小腸は、胃と大腸の間にある長さ約6mのとても長い消化管です。主な役割は、胃から送られてきた食べ物の輸送と消化・栄養の吸収です。

小腸は十二指腸・空腸・回腸で構成され、十二指腸は胆汁・膵液によって食べ物の消化を助けます。小腸は食べ物を輸送しながら消化酵素で食べ物をブドウ糖・アミノ酸、脂肪酸などに分解し、吸収していきます。


各選択肢については、以下のとおりです。

1 .盲腸・結腸・直腸からなるのは大腸なので、設問の内容は正しくありません。よって1を選ぶのが正解です。

2 .小腸(十二指腸)から膵液と胆汁が分泌され、食べ物の消化を助けています。

3 .でんぷんは唾液・膵液に含まれるアミラーゼによって麦芽糖に分解され、小腸の消化液に含まれるマルターゼによって麦芽糖がブドウ糖に分解・吸収されます。

4.小腸は、食べ物を最終段階(ブドウ糖・アミノ酸、脂肪酸など)まで分解して吸収する場所です。たんぱく質は最終的に、小腸でアミノ酸に分解・吸収されます。

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03

正解は1です。

1.盲腸・結腸・直腸からなるのは大腸です。
小腸は、十二指腸・空腸・回腸よりなります。

2.膵液には、糖質、脂質、たんぱく質を分解する消化酵素が含まれており、膵臓で作られます。
胃酸の酸性と膵液の弱アルカリ性が小腸で中和されることにより、消化酵素が働き栄養素が消化されます。

3.でんぷんは、まず唾液と膵液に含まれるアミラーゼによって麦芽糖に分解されます。
その後、小腸でマルターゼによってブドウ糖に分解されて吸収されます。

4.たんぱく質は、まず胃液に含まれるペプシンによりポリペプチドに分解されます。
その後、膵液に含まれるトリプシンによって更に分解され、最終的に小腸に含まれるペプチターゼによってアミノ酸に分解されて吸収されます。

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