調理師の過去問
令和元年度
調理理論 問43
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問題
調理師試験 令和元年度 調理理論 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
香辛料に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 香辛料とは、辛味をつける目的だけに使われる。
- ペッパーには、食欲増進効果がある。
- ターメリックやサフランは、主に料理の香り付けに使われる。
- ブーケガルニは、香辛料を粉末にしたもので、料理に色を付けるために使われる。
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この過去問の解説 (3件)
01
料理の風味を引き立て、食欲を刺激する、芳香や辛味をもった植物の種子や葉の部分を香辛料(スパイス)といいます。
1:香辛料は、辛味をつける目的だけでなく、食欲を促進させたり、香りづけや動物性食品の臭気を消す目的があります。
2:ペッパー(こしょう)には食欲増進効果があります。
⇒よって正解です。
3:ターメリックやサフランは、色と香味を利用したものです。魚の煮込み料理や、ブイヤベースへの香りづけと色づけに使われます。
4:ブーケガルニは、煮込み料理に使われる複数のハーブのことです。パセリ、ローリエ、タイムなどのハーブを糸で結んで束にし、シチューなどの煮込み料理の風味づけに使われます。
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02
1.香辛料は、辛みを付ける目的の他、消化の促進や食欲の増進、臭み消し、着色など様々な目的があります。
2.ペッパーには、食欲増進効果があります。
その他、食欲増進、消化促進、発汗作用、抗菌などの作用があります。
3. ターメリックやサフランは、主に料理の色味付けに使われます。カレーやごはんの色味付けが代表例です。
4. ブーケガルニは、主にヨーロッパで煮込み料理に用いられる、複数のハーブを束にしたものです。
フランス語のブーゲ(花束)とガルニ(添え物)を由来としており、粉末状ではありません。また、色味付けではなく臭み抜きや風味付けを目的とすることが主です。
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03
「香辛料」は料理に香り、色、辛味などを加え、風味にめりはりをもたらすものです。肉や魚のくさみ消し、食欲増進などの効用があります。
代表的な香辛料には
・こしょう
・とうがらし
・サフラン
・ターメリック(うこん)
・ローリエ
・ナツメグ
・セロリ
・わさび
などがあります。
各選択肢については、以下のとおりです。
1 .辛味をつけることだけが目的ではないので誤りです。香辛料は芳香を付ける、くさみを消すなどの用途でも使われます。
2 .正解です。ペッパー(こしょう)が持つ辛味が消化器の粘膜を刺激し、食欲を増進させます。
3 .誤りです。ターメリックとサフランは、香り付けというより、料理の色付けに使われています。ターメリックはカレーに、サフランはブイヤベースやパエリアの着色に欠かせません。
4 .誤りです。ブーケガルニは、香辛料を粉末にしたものではなく、数種類のハーブの葉や茎を束ねたものです。色を付けるためではなく、風味付け、くさみ消しに使われます。
「ブーケ=花束」という名前で、形状を覚えておくとよいでしょう。
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