調理師の過去問
令和元年度(再試験)
食品衛生学 問31

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調理師試験 令和元年度(再試験) 食品衛生学 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

アルコール消毒に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • アルコールは残留性が高い。
  • 純アルコールより、70 %溶液の方が殺菌力は強い。
  • 手指の消毒には適さない。
  • 対象物の表面に水分がある状態にして噴霧する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1.アルコールは揮発性が高いです。

2.アルコールは純アルコールよりも70%溶液のほうが殺菌力が強いため、厨房や手指の消毒にはこの濃度に薄めて用います。

3.アルコールは手指の消毒に適しています。
手指の消毒に適さないのは次亜塩素酸ナトリウムです。

4.対象物の表面に水分が残っていると、1番殺菌力のある濃度から薄くなるため殺菌力が弱まります。
しっかり水分をふき取ったうえで噴霧するようにします。

参考になった数56

02

正解は2です。

1:アルコールは残留性が弱く、対象物の表面が異物で汚染されていたり、水分などがついていると、殺菌効果が弱まります。

2:100%のものより約70%に薄めた溶液の方が、消毒力が強いです。
⇒よって正解です。

3:手指や器具の消毒に適しています。

4:対象物の表面に水分があると殺菌効果が弱まるため、乾いた対象物に噴射します。

参考になった数12

03

正解は2です。

1.アルコールは揮発性が高く残留性は低いです、残留性が高いのはホルマリン等です。

2.アルコール(エタノールやイソプロパノール)は純アルコールよりも70%溶液のほうが殺菌力が強いため、厨房や手指の消毒にはこの濃度に薄めて用います。しかし、クロストリジウム等の芽胞菌には無効です。加えて、ノロウイルスにも効果はありません。

3.アルコールは手指の消毒に適しています。
手指の消毒に適さないのは次亜塩素酸ナトリウムです。次亜塩素酸は漂白等にも用いられ前述のノロウイルスにも効果を発揮します。

4.対象物の表面に水分が残っていると、1番殺菌力のある濃度から薄くなるため殺菌力が弱まります。
しっかり水分をふきとるか乾かした上で噴霧するようにします。

参考になった数11