調理師の過去問
令和2年度10月実施分
公衆衛生学 問2
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問題
調理師試験 令和2年度10月実施分 公衆衛生学 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
昭和53年( 1978年)に提唱されたプライマリー・ヘルス・ケア( PHC )に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 提唱が行われたのは、オタワ憲章においてである。
- 「人々が自らの健康とその要因をコントロールし、改善できるようになるプロセス」である。
- 提唱された活動施策には、「健康を支援する環境づくり」がある。
- 「すべての人に健康を」を基本理念としている。
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この過去問の解説 (3件)
01
プライマリー・ヘルス・ケアは、1978年にアルマ・アタ宣言において提唱されました。
提唱されたのは、アルマ・アタ宣言においてです。
1986年、WHOがオタワ憲章において提唱した、新しい健康感のことです。
「健康を支援する環境づくり」は、WHOのヘルスプロモーションの優先的な活動分野の5つの提唱のうちの一つです。
「健康を支援する環境づくり」は、食品の栄養成分表示などです。
プライマリー・ヘルス・ケアとは、「すべての人に健康を」を基本理念とした総合的な保健医療活動であり、疾病の治療や予防、健康の保持・増進のために最も基本となる保健医療サービスをさします。
アルマ・アタ宣言で提唱されました。
⇒よって正解です。
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02
プライマリー・ヘルス・ケア( PHC )は、WHOが1978年に「アルマ・アタ宣言」で提唱した理念です。
PHCは「すべての人に健康を」という目標のもと、すべての人々にとって、健康は基本的な人権であることを認め、目標を達成する際の住民の主体的な参加や自己決定権を保障する、という理念。地域住民が主体となって、問題を自らの力で平等かつ総合的に解決していく方法論・アプローチ法、とされます。
PHCと一緒に出題されやすいのが「オタワ憲章」とオタワ憲章が掲げる健康戦略「ヘルスプロモーション」です。
オタワ憲章は1986年にWHOが提唱しました。「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善できるようにするプロセス」としてヘルスプロモーションを提唱しています。
各選択肢については、以下のとおりです。
オタワ憲章ではなくアルマ・アタ憲章で提唱されたので、誤りです。
誤りです。「人々が自らの健康とその要因をコントロールし、改善できるようになるプロセス」は、オタワ憲章が提唱する「ヘルスプロモーション」のことです。
誤りです。「健康を支援する環境づくり」も、オタワ憲章のヘルスプロモーションが挙げる具体的な活動法のひとつです。
PHCは「すべての人に健康を」を基本理念としているので正解です。
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03
プライマリー・ヘルス・ケアは1978年に提唱され、カザフスタンアルマ アタで開催された世界保健機関と国際連合児童基金に会議で宣言されたものです。
プライマリー・ヘルス・ケアとは「すべての人にとって健康を基本的な人権として認めた」宣言です。なので正解は「すべての人に健康を基本理念としている。」になります。
主な活動には
・健康教育
・食料確保と適切な栄養
・安全な飲み水と基本的な環境衛生
・母子保健
・感染症への予防接種
・地方風土病への対策
・簡単な病気や怪我の治療
・必須医薬品の供給
などが行われています。
他の選択肢は以下の通りです。
提唱されたのはオタワ憲章ではなく、アルマ アタ宣言なので間違いです。
ヘルスプロモーションに関する内容なので間違いです。
WHO(世界保健機関)が提唱するヘルスプロモーションの5つの優先課題の一つなので間違いです。
正解です。
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