調理師の過去問
令和2年度10月実施分
食文化概論 問58
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問題
調理師試験 令和2年度10月実施分 食文化概論 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
菓子に関する記述で、( )に入る語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
『ポルトガル人の種子島漂着を機に南蛮と称された国々から伝来したカステラや( A )などの南蛮菓子は、( B )や多量の砂糖を使用し、その後の日本の菓子文化に影響を与えた。』
『ポルトガル人の種子島漂着を機に南蛮と称された国々から伝来したカステラや( A )などの南蛮菓子は、( B )や多量の砂糖を使用し、その後の日本の菓子文化に影響を与えた。』
- A:まんじゅう ――― B:寒天
- A:ういろう ―――― B:みそ
- A:こんぺいとう ―― B:卵
- A:おこし ――――― B:きな粉
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この過去問の解説 (3件)
01
安土桃山時代、ポルトガルの宣教師と共に南蛮文化が伝来し「南蛮料理」「南蛮菓子」と呼ばれる食べ物も国内に持ち込まれました。
南蛮菓子には、こんぺいとう、カステラ、ビスケット、ぼうろ、かりんとうなどがあります。小麦粉、砂糖、卵をふんだんに使った物が多いのが特徴です。
各選択肢については、以下のとおりです。
まんじゅうは南蛮菓子ではなく、 寒天を使うところも南蛮菓子の特徴ではないので「誤り」です。
ういろうは和菓子で、 みそを使うところも南蛮菓子の特徴ではないので「誤り」です。
こんぺいとうは南蛮菓子であり、卵を使うところも南蛮菓子の特徴なので「正解」です。
おこしは和菓子で、 きな粉を使うところも南蛮菓子の特徴ではないので「誤り」です。
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02
安土桃山時代では、南蛮(ポルトガル、スペイン)、オランダなど海外との貿易が盛んになり、新しい作物や食品、調理法がもたらされ、我が国の食生活に大きな影響を与えました。
まんじゅう、寒天を使うのは和菓子なので誤りです。
ういろう、みそを使うのは和菓子なので誤りです。
南蛮からの主な渡来品は、カステラ、パン、ボーロ、コンペイトウ、ビスケットなどです。
カステラを代表する南蛮菓子は卵を使用します。
⇒よって正解です。
おこし、きな粉を使うのは和菓子なので誤りです。
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03
正解はA:こんぺいとう ―― B:卵です。
まんじゅうと寒天は南蛮菓子と関わりがなく誤りです。まんじゅうは小麦粉などが使われ、中国の饅頭や包子が変化した和菓子になります。
ういろうとみそは南蛮菓子と関わりがなく誤りです。ういろうは米粉が使われた和菓子になります。
菓子に関する記述で正しい組み合わせは「こんぺいとう、卵」です。
南蛮菓子はカステラやボウロ、ビスケットなどが伝来し多量の砂糖や卵を使用し、その後の日本の菓子文化に栄養を与えています。
おこしときな粉は南蛮菓子と関わりがなく誤りです。おこしは穀物や飴などが使われた和菓子になります。
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