調理師の過去問 令和3年度10月実施分 公衆衛生学 問2
この過去問の解説 (3件)
正解は、1です。
1.国民生活基礎調査は、保健、医療、福祉、年金、所得などを調査し、厚生労働行政の企画及び運営に必要な基礎資料を得ることを目的としています。
調査事項には、世帯票、健康票、介護票、所得票、貯蓄票があり、このうち健康票では、自覚症状、通院、日常生活への影響、健康意識、悩みやストレスの状況、こころの状態、健康診断等の受診状況等を調べます。
2.患者調査は、病院および診療所を利用する患者について、その傷病の状況などを明らかにし医療行政の基礎資料を得ることを目的としています。
3.国民健康・栄養調査は、「健康増進法」に基づき、国民の生活習慣の状況、身体の状況、および栄養素摂取量を明らかにし、国民の健康増進の総合的な推進を図るための資料を得ることを目的として毎年行われます。
4.国勢調査は、統計法に基づき政府が実施する、5年に1度行われる統計調査です。日本に住むすべての人が対象となり、年齢や性別、就業状態や住宅の種類などについて調べます。
正解は「国民生活基礎調査」です。
国民生活基礎調査は、全国の世帯を対象に、保健、医療、福祉、年金、所得など国民の生活の基礎事項を調査し、行政のための資料を得ることを目的としています。
自覚症状、通院、日常生活への影響、健康意識、こころの状態、健康診断、がん検診の受診などはこの調査の健康表にて調査されます。
毎年の調査に加え、3年ごとに大規模調査が行われます。
患者調査は、 病院や診療所などを利用する患者の入院、来院状況や傷病名、患者数などを調査し、医療行政の資料を得ることを目的としています。
実際に受診した患者についての調査のため、問いの状況の把握は当てはまりません。
この調査は3年ごとに行われます。
国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づき、国民の身体状況、栄養摂取量、生活習慣の状況を調査し、国民の健康の増進の推進を図るための資料を得ることを目的としています。
毎年実施される調査です。
国勢調査は、日本の全世帯を対象に人口、家族構成、就労人数などを調べる統計調査です。
5年ごとに行われます。
正解は、『国民生活基礎調査』です。
どこの省が、何年ごとに行なっているかがポイントになります。
正解です。
国民生活基礎調査は、厚生労働省が行う調査で、3年ごとに大規模な調査を実施しています。
調査内容は、保健、医療、福祉、年金、所得等の国民生活の基礎的な事項を調査しています。
調査票用紙では、自覚症状、通院、日常生活への影響、健康意識、こころの状態、健康診断、がん検診の受診などを記載します。
不正解です。
患者調査は、厚生労働省が行うもので、医療施設を利用する患者が対象で、入院、来院の状況や、傷病名等の実態を明らかにする調査です。
医療行政の基礎資料を得ることを目的とし、3年に一度実施されています。
不正解です。
国民健康・栄養調査は、厚生労働省が行うもので国民の健康状態、生活習慣や栄養素摂取量を把握するための調査です。
毎年11月に実施されており、調査内容は、食生活状況、各種身体・血液検査、飲酒、喫煙、運動習慣などを調べています。
不正解です。
国勢調査は、総務省が行う調査で、統計法に基づいて5年に一度実施されています。
日本国内に住むすべての人と世帯を対象としています。
国勢調査からは、人口の増減率、産業別の人口の割合などが分かります。
国勢調査の結果は福祉施策や生活環境整備、災害対策など、様々な施策の計画策定に利用されています。
この問題は、公衆衛生学からよく出題される問題です。
各選択肢の調査が、どこの省が何年ごとに行ってるのかを紐付け、把握しておきましょう。
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