調理師の過去問 令和3年度10月実施分 食品学 問11
この過去問の解説 (3件)
正解は(3)グルコマンナン こんにゃくに含まれる水溶性食物繊維です。
食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
水溶性食物繊維:ペクチン、グルコマンナン、アルギン酸
不溶性食物繊維:セルロース、キチン、リグナン
「食物繊維」とは、食品中に含まれ、人の消化酵素では消化されない成分のことです。水溶性食物繊維は血糖値やコレステロール値の改善、不溶性食物繊維は満腹感の促進、便秘改善などの生理作用があります。
各選択肢については、以下のとおりです。
(1)× セルロースは植物性の不溶性食物繊維です。
(2)× リグニンは植物性の不溶性食物繊維です。
(3)○ グルコマンナンはこんにゃくに含まれる、植物性の水溶性食物繊維です。
(4)× キチンはカニやエビの殻に含まれる、動物性の不溶性食物繊維です。
これらの食物繊維は、名称と特徴の組み合わせを覚えておくとよいでしょう。
食物繊維は、食品中に含まれ、人の消化酵素では消化されない成分のことで、水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性の二種類があります。
それぞれ役割が異なり、水溶性は血糖値やコレステロールの上昇防止、不溶性は腸の蠕動運動の活性化、水分を吸収し便秘の改善などの効果があります。
セルロースは、細胞壁の主成分となる不溶性食物繊維です。
リグニンは細胞壁を構成する不溶性食物繊維です。
グルコマンナンは水溶性食物繊維のため正解です。こんにゃくの主成分です。
キチンは動物性の不溶性食物繊維です。エビ、カニなどの甲殻類などに含まれています。
正解は、3です。
「食物繊維」とは、食品中に含まれ、人の消化酵素では消化されない成分のことです。
①水溶性食物繊維
働き:血清コレステロールの上昇抑制や食後の血統上昇抑制
ペクチン、グルコマンナン、カラギーナン など
グルコマンナンはこんにゃくに含まれる食物繊維で、グルコースとマンノースが結合してでいたものです。
②不溶性食物繊維
働き:排便促進効果や有害物質排出の促進
セルロース、リグニン、キチン など
よって、3以外の選択肢は不溶性食物繊維となります。
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