調理師の過去問
令和3年度10月実施分
食品学 問16

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問題

調理師試験 令和3年度10月実施分 食品学 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

調味料に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • バルサミコ酢は、ぶどうを原料としている。
  • みそは、大豆と小麦を用い麴(こうじ)を作り、食塩水を加えて発酵・熟成させて製造する。
  • こいくちしょうゆの塩分濃度は、うすくちしょうゆより高い。
  • たまりしょうゆは、小麦を主原料として製造される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(1) バルサミコ酢ぶどうを原料としています。

バルサミコ酢は、白ぶどうのワインを数年間熟成させて作る果実酢です。原産地はイタリア

果実酢には、りんご果汁を原料とした「りんご酢」や、ぶどう果汁にワイン酵母を加えて作る「ワインビネガー」があります。

バルサミコ酢とワインビネガーはどちらもぶどう果汁から作られていますが、バルサミコ酢はぶどう果汁を煮詰めて作るため、ワインビネガーよりも色が濃く、濃厚なコクがあります。

各選択肢については、以下のとおりです。

(1)○ バルサミコ酢の原料はぶどうです。

(2)× 「大豆小麦を用い麴(こうじ)を作り、食塩水を加えて発酵・熟成させて製造する」というのは、みそではなく醤油の製造法です。みそに小麦は使われていません。

(3)× 逆で、こいくちしょうゆの塩分濃度は、うすくちしょうゆより低いです。

(「濃いくち」という名前にだまされないように。「こい」というのは塩分が濃いのではなく「色が濃い」という意味。)

醤油の塩分濃度はこいくちが15~17%、うすくちは18%程度です。

(4)× たまりしょうゆは、大豆麴(こうじ)みそを作る過程でできた「もろみ液」から作られています。しょうゆですが、みそから作られているので小麦は使われていません。

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02

正解は1です。

1.バルサミコ酢はぶどうを原料にして作られます。

  イタリアの伝統的なお酢です。

2.麦みそは、大豆と麦に、塩と麴を加えて発酵させたものです。

3.こいくちしょうゆの塩分濃度は、うすくちしょうゆより低いです。

   濃口しょうゆの塩分量は16~17%です。

   薄口しょうゆの塩分量は18~19%です。

4.たまりしょうゆの主原料は大豆です。

  たまり醤油は、大豆のみ又は2割以下の小麦を加えて作られます。

  大豆が濃縮されているため、とろっとした粘りがあり、

  刺身醤油などに多く使われます。

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03

正解は「バルサミコ酢は、ぶどうを原料としている。」です。

選択肢1. バルサミコ酢は、ぶどうを原料としている。

バルサミコ酢は、ぶどうを原料としているため正解です。

 イタリアの果実酢で、ブドウの果実を圧搾し、果汁を煮詰め、樽で熟成させて作られます。

選択肢2. みそは、大豆と小麦を用い麴(こうじ)を作り、食塩水を加えて発酵・熟成させて製造する。

大豆と小麦を用い麴を作り、食塩水を加えて発酵・熟成させて製造するのは醤油です。

 味噌は大豆を蒸す又は煮て、麴と食塩を加えて発酵・熟成させており、小麦は使われていません。

選択肢3. こいくちしょうゆの塩分濃度は、うすくちしょうゆより高い。

こいくちしょうゆの塩分濃度は、うすくちしょうゆよりも低いです。

 こいくちしょうゆの塩分濃度は16~17%、うすくちしょうゆの塩分濃度は18~19%です。

選択肢4. たまりしょうゆは、小麦を主原料として製造される。

たまりしょうゆは、大豆を主原料として製造されています。

 味噌玉を作り、そこから派生したもろみ液から作られており、とろみがあり濃い色合いをしています。 

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