調理師の過去問
令和3年度10月実施分
栄養学 問19
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問題
調理師試験 令和3年度10月実施分 栄養学 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
複合たんぱく質として、正しいものを一つ選びなさい。
- グルテニン
- 血清グロブリン
- 卵白アルブミン(オボアルブミン)
- ミオグロビン
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、4です。
たんぱく質の主な構成成分は、アミノ酸です。
たんぱく質は、3つに分類できます。
①単純たんぱく質:アミノ酸のみで構成されたたんぱく質
②複合たんぱく質:アミノ酸以外の化合物を含むたんぱく質
③誘導たんぱく質:単純たんぱく質や複合たんぱく質が、
熱や酵素により変性されたもの
1.グルテニン は、単純たんぱく質です。
不溶性で、酸やアルカリに溶けやすい性質です。
2.血清グロブリンは、単純たんぱく質です。
不溶性で、熱に固まりやすい性質です。
3.卵白アルブミン(オボアルブミン)は、単純たんぱく質です。
水溶性で、熱に固まりやすい性質です。
4.ミオグロビンは、複合たんぱく質です。
アミノ酸に金属イオンが結合してできています。
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02
正解は(4) ミオグロビンが複合たんぱく質です。ミオグロビンはたんぱく質(グロビン)と色素(ヘム)が結合した色素たんぱく質(複合たんぱく質の一種)です。
たんぱく質には単純たんぱく質・複合たんぱく質・誘導たんぱく質などがあります。
【単純たんぱく質】アミノ酸だけで構成されているたんぱく質
アルブミン
グロブリン
グルテリン
【複合たんぱく質】アミノ酸とほかの物質が結合しているたんぱく質
糖たんぱく
リポたんぱく
リンたんぱく:カゼインなど
色素たんぱく:ヘモグロビン・ミオグロビン
核たんぱく
【誘導たんぱく質】
変性たんぱく質:たんぱく質の構造が変化したもの(ゼラチンなど)
分解たんぱく質:たんぱく質の分子が小さくなったもの
各選択肢については、以下のとおりです。
1 .× グルテニンは小麦に含まれる単純たんぱく質です。
2 .× 血清グロブリン は体液に含まれる単純たんぱく質です。
3 .× 卵白アルブミン(オボアルブミン)は卵白を構成する単純たんぱく質です。
4 .○ ミオグロビンは、複合たんぱく質なので正解です。肉や赤身の魚の赤い色のもとになっており、加熱すると灰褐色に変わるという特徴があります。
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03
正解は「ミオグロビン」です。
グルテニンは、小麦に含まれる単純たんぱく質です。単純たんぱく質とは、アミノ酸のみで構成されたたんぱく質のことを言います。
血清グロブリンは、血液中に存在する単純たんぱく質です。水に溶けず、熱に凝固しやすい性質を持っています。
卵白アルブミン(オボアルブミン)は、卵白に含まれる単純たんぱく質です。鶏卵のたんぱく質の65%を占め、卵アレルギーの原因物質の一つです。
ミオグロビンは、筋肉に含まれる複合たんぱく質のため正解です。
複合たんぱく質とは、アミノ酸とその他の物質が結合しているたんぱく質のことを言います。たんぱく質であるグロビンに鉄を含むヘム色素が結合し、赤色を呈します。
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