調理師の過去問 令和3年度10月実施分 食品衛生学 問37
この過去問の解説 (3件)
正解は(1) 「次亜塩素酸ナトリウムの使用時に硫化水素が発生する」は正しくないので(1)を選択します。
次亜塩素酸ナトリウムの使用時に硫化水素は発生しません。ただし、次亜塩素酸ナトリウムの使用時に酸性の洗剤や洗浄剤と混ざると、有毒な塩素ガスが発生して危険です。
各選択肢については、以下のとおりです。
1 .○ 「使用時に硫化水素が発生する。」は誤りなので、1を選択します。
2 .× 設問のとおり、次亜塩素酸ナトリウムは金属に対して腐食作用があるので、2は選択しません。
3 .× 設問のとおり、次亜塩素酸ナトリウムは食品添加物(漂白剤、殺菌剤)に指定されているので、3は選択しません。
4 .× 設問のとおり、次亜塩素酸ナトリウムは器具の殺菌、ふきんの殺菌や漂白、床や排水溝の殺菌等にも使われているので、4は選択しません。次亜塩素酸ナトリウムは細菌、ノロウイルス、カビなどの殺菌に効果があります。ふきんを漂白する場合は色落ちにも注意が必要です。
正解は1です。
1 .次亜塩素酸ナトリウムの使用時に硫化水素は発生しません。そのため誤りとなり、この問いでの正答になります。
2 .次亜塩素酸ナトリウムは金属に対して腐食作用があります。そのため、容器に金属などを用いると、濃度により錆などの影響が表れます。
3 .次亜塩素酸ナトリウムは、食品添加物に指定されています。
食品衛生法に定められている「漂白剤、殺菌剤」に当てはまり、「かんきつ類果皮、さくらんぼ、生食用野菜、卵類、ふき、ぶどう、もも」の食品に用いることが許可されています。
4 .次亜塩素酸ナトリウムは、器具の殺菌、ふきんの殺菌や漂白、床や排水溝の殺菌等にも使われます。
正解は、「次亜塩素酸ナトリウムの使用時に硫化水素が発生する」です。
正解です。
次亜塩素酸ナトリウムの使用時に硫化水素は発生しません。
したがって、上記の選択肢は誤っています。
次亜塩素酸ナトリウムと酸性の洗剤などを混ぜると、有毒ガスが発生するので十分注意しましょう。
不正解です。
次亜塩素酸ナトリウムは、金属に対して腐食作用があります。
次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果は強力な酸化力によるもので、そのため物質によっては対象物を腐食させてしまうのです。
したがって、上記の選択肢は正しいです。
不正解です。
次亜塩素酸ナトリウムは、食品添加物に指定されています。
食品衛生法に定められている「漂白剤、殺菌剤」に当てはまります。
したがって、上記の選択肢は正しいです。
不正解です。
次亜塩素酸ナトリウムは、器具の殺菌、ふきんの殺菌や漂白、床や排水溝の殺菌等にも使われています。
したがって、上記の選択肢は正しいです。
次亜塩素酸ナトリウムは細菌、ノロウイルス、カビなどの殺菌に効果があり、嘔吐物の処理にも使用されます。
次亜塩素酸ナトリウムは調理の現場でよく使用するので、使用方法、用途、使用時の影響などは覚えていきましょう。
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