調理師の過去問
令和3年度10月実施分
調理理論 問41

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調理師試験 令和3年度10月実施分 調理理論 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

食酢に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • ポーチドエッグでは、熱凝固を遅くする。
  • カリフラワーに加えてゆでると、緑色が増す。
  • 魚の生臭みを抑制する。
  • 酢油に漬けておくと、肉質は硬く凝固する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.ポーチドエッグでは、熱凝固を早くします。

  タンパク質は、酸や熱によって固くなる性質があります。

  ポーチドエッグは、水中に塩や酢を加えることで、

  卵が早く固まるようにしています。

2.カリフラワーに加えてゆでると、変色を防ぎ白く仕上げることができます。

  食酢を加えることで、褐変を防ぎ、白くゆでることができます。

3.魚の生臭みを抑制します。

  食酢は、食品の臭みを抑制する働きがあります。

4.酢油に漬けておくと、肉質は柔らかくなります。

  肉にお酢を加えることで、肉のpHが酸性に傾き、

  たんぱく質繊維の間にすき間ができるため、保水力が高まって、

  肉質が柔らかくなります。

参考になった数73

02

正解は3です。

1 .食酢を加えることでポーチドエッグを作る際に熱凝固を早くする効果があります。

 たんぱく質の熱凝固を早める性質を持っています。

2 .カリフラワーに食酢を加えてゆでると、白色が増します。これは、カリフラワーのフラボノイド色素が酸性で白色を呈することを利用しています。

3 .食酢には、魚の生臭みを抑制する効果があります。そのため、正解です。

4 .酢油に漬けておくと、肉質はやわらかくなります。かたくなるのは、熱を加えた場合です。

参考になった数15

03

正解は(3) 食酢には魚の生臭みを抑制する作用があります。

食酢が、不快な魚臭のもとトリメチルアミンやアンモニアを中和するので、食酢を使うと魚臭みがやわらぎます。

各選択肢については、以下のとおりです。

1 .× 食酢、塩はたんぱく質に作用して熱凝固促進させます。そのため、ポーチドエッグを作る際は、お湯に酢と塩を加えて生卵を落とし入れると、卵のたんぱく質が固まりやすくなります。

2 .× 食酢には褐変を防ぐ作用があり、カリフラワーを茹でるときお湯に食酢を加えると色が白く茹で上がります。(カリフラワーもともと白い野菜が、何をしても緑色に茹で上がることはありません。)

3 .○ 食酢は魚の生臭みを抑制します。

4 .× 酢には肉を柔らかくする作用があります。また肉や魚の臭みを消し、酸味で食欲を亢進させるはたらきもあります。

参考になった数10