調理師 過去問
令和6年度
問14 (食品学 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調理師試験 令和6年度 問14(食品学 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

乳製品に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • スキムミルクパウダーは、生乳から水分をほぼ除去して製造される。
  • コンデンスミルクは、牛乳をそのまま減圧濃縮して製造される。
  • カッテージチーズのようなフレッシュチーズは、白かびによる熟成を行う。
  • プロセスチーズは、1種類または数種類のナチュラルチーズを加熱・溶解加工して製造される。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

この問題は動物性食品の乳製品に関する問題です。乳製品の特徴・特性を理解する必要があります。

選択肢1. スキムミルクパウダーは、生乳から水分をほぼ除去して製造される。

スキムミルク(脱脂粉乳)は、生乳から脂肪分、水分を除去し、噴霧乾燥させたものです。

選択肢2. コンデンスミルクは、牛乳をそのまま減圧濃縮して製造される。

コンデンスミルク(加糖練乳)は、牛乳に糖を加えて濃縮したものです。単に減圧濃縮したものはエバミルク(無糖練乳)であり、コンデンスミルクとは異なります。


 

選択肢3. カッテージチーズのようなフレッシュチーズは、白かびによる熟成を行う。

カッテージチーズは熟成しないフレッシュチーズであり、白かび熟成(カマンベールチーズなど)とは無関係です。

選択肢4. プロセスチーズは、1種類または数種類のナチュラルチーズを加熱・溶解加工して製造される。

プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱・溶解し、乳化剤を加えて成形したものです。


 


 

まとめ

乳製品は大きく10種類に分類されるので、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。

参考になった数6

02

正解は、「プロセスチーズは、1種類または数種類のナチュラルチーズを加熱・溶解加工して製造される。」です。

 

各選択肢については、以下のとおりです。

選択肢1. スキムミルクパウダーは、生乳から水分をほぼ除去して製造される。

スキムミルクパウダー(脱脂粉乳)は、粉末状にしたものを、顆粒状に加工して溶けやすい状態にします。

 

生乳から水分をほぼ除去して製造されるのは、全粉乳です。

選択肢2. コンデンスミルクは、牛乳をそのまま減圧濃縮して製造される。

コンデンスミルクは、生乳の水分を取り除いた後に砂糖などを加えて濃縮して製造されます。

 

牛乳をそのまま減圧濃縮して製造されるのは、無糖練乳です。

選択肢3. カッテージチーズのようなフレッシュチーズは、白かびによる熟成を行う。

カッテージチーズのようなフレッシュチーズは、熟成せずにそのまま食べられるチーズです。

 

白かびによる熟成を行うのは、白かびタイプのチーズです。

(カマンベール、ブリーなど)

選択肢4. プロセスチーズは、1種類または数種類のナチュラルチーズを加熱・溶解加工して製造される。

正解です。

参考になった数1