調理師 過去問
令和6年度
問23 (栄養学 問7)

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問題

調理師試験 令和6年度 問23(栄養学 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

血液凝固に関わるビタミンとして、正しいものを一つ選びなさい。
  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンK

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、血液凝固に関与するビタミンを選ぶものです。それぞれのビタミンについて解説します。


 

選択肢1. ビタミンA

主に視力維持や皮膚・粘膜の健康維持に関与する。血液凝固には関与しないです。


 

選択肢2. ビタミンD

カルシウムとリンの吸収を促進し、骨の健康を維持する働きがある。血液凝固には直接関与しないです。

選択肢3. ビタミンE

抗酸化作用を持ち、細胞膜の酸化を防ぐ役割を持ちます。血液凝固とは無関係です。むしろ血小板の凝集を抑える作用があるため、凝固とは逆の働きを持ちます。


 

選択肢4. ビタミンK

血液凝固に必要な「プロトロンビン」などのタンパク質を肝臓で合成する際に必要です。血液の正常な凝固を促進するため、不足すると出血しやすくなります。


 

まとめ

ビタミンの働きについて理解しておく事が重要です。脂溶性ビタミンの働きをまとめておくことで解答することができます。


 

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02

正解は、「ビタミンK」です。

 

各選択肢については、以下のとおりです。

選択肢1. ビタミンA

誤りです。

 

ビタミンAは、夜間の視力維持・皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンです。

選択肢2. ビタミンD

誤りです。

 

ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収を促進し、骨の形成を助けるビタミンです。

選択肢3. ビタミンE

誤りです。

 

ビタミンEは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助けるビタミンです。

選択肢4. ビタミンK

正解です。

 

正常な血液凝固能を維持するビタミンです。

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03

正解は「ビタミンK」です。

 

血液凝固」という特徴がポイントです。ビタミンK特有の作用なので、血液凝固といえばビタミンKとしっかり覚えておきましょう。

 

調理師試験ではビタミンが不足した際に起こる「欠乏症」も出題されやすいので、各選択肢に記載しています。それでは、ひとつずつみていきましょう。

選択肢1. ビタミンA

誤りです。ビタミンAは、皮膚や粘膜、視力を保つビタミンです。 

 

ビタミンAが欠乏すると夜盲症皮膚や角膜の乾燥をまねきます。

選択肢2. ビタミンD

誤りです。ビタミンDは正常な骨形成を促進させるビタミンです。

 

ビタミンDが欠乏するとくる病・骨軟化症などの骨が弱くなる病気を引き起こします。

選択肢3. ビタミンE

誤りです。 ビタミンEは抗酸化作用を持つビタミンです。

 

欠乏症は起こりにくいとされています。

 

 

選択肢4. ビタミンK

血液凝固に関わるのはビタミンKです。

 

血液凝固因子を合成して止血を助けるほか、骨の形成に必要なビタミンでもあります。

 

欠乏すると血液凝固不良、新生児メレナ(新生児のビタミンK不足による下血)などを引き起こします。

まとめ

今回出てきたビタミンA、D、E、Kは「脂溶性ビタミン」という共通点がありました。今回は出てきませんでしたが、水溶性のビタミンについても同じような問題が出題されることがあります。

 

テキストや過去問題に目を通して、それぞれのビタミンの特徴をチェックしておきましょう。

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