中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
経済学・経済政策 問3

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成27年度(2015年) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

国民経済計算の概念として、最も適切なものはどれか。
  • 国内純生産=国内総生産+固定資本減耗
  • 国内総生産=雇用者報酬+営業余剰・混合所得+生産・輸入品に課される税 − 補助金
  • 国内総生産=民間最終消費支出+政府最終消費支出+総固定資本形成+在庫品増加+財貨・サービスの純輸出
  • 国民総所得=雇用者報酬+海外からの所得の純受取

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この過去問の解説 (2件)

01

項番1:不適切です。
国内純生産を求める式は以下の通りです。
国民純生産=国内総生産-固定資本減耗

項番2:不適切です。
分配面から見た国内総生産を求める式は以下の通りです。
国内総生産=雇用者報酬+営業余剰・混合所得+固定資本減耗+生産・輸入品に課される税 − 補助金

項番3:適切です。
記述の通りです。

項番4:不適切です。
国民総所得を求める式は以下の通りです。
国民総所得=国内総生産+海外からの所得の純受取

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02

国民経済計算に関する出題です。

マクロ経済パートの頻出問題ですので、しっかりと理解しておく必要があります。

1 間違い

国民純生産=国内総生産-固定資本減耗が正しいです。

なぜ、固定資本減耗分を差し引くのかは、生産のために必要な設備投資のための資本支出は、国の経済力を向上したとはいえないと考えるためです。

2 間違い

国内総生産の分配面から見たものは、

国内総生産=雇用者報酬+営業余剰・混合所得+固定資本減耗+生産・輸入品に課される税 − 補助金

3 正解

支出面から見た国内総生産です。

国内総生産は「生産」「支出」「分配」の三面等価の原則となります。

4 間違い

国民総所得=GDP(国内総生産)+海外からの要素取得

生産の場所が国内であれ、国 外であれ、日本人が受け取った所得の総額を表します。

よって、正解は3

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