中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
経済学・経済政策 問8
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成27年度(2015年) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
総需要曲線(AD)と総供給曲線(AS)が下図のように描かれている。ただし、Pは物価、Yは実質GDP、Yfは完全雇用GDPであり、Eが現在の均衡点である。
下記の設問に答えよ。
総供給曲線に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a GDPが完全雇用水準を下回っても、つまり非自発的失業が存在しても、名目賃金率が硬直的であれば、総供給曲線の形状は右上がりになる。
b GDPが完全雇用水準を下回っても、つまり非自発的失業が存在しても、実質賃金率が硬直的であれば、総供給曲線の形状は右上がりになる。
c 技術進歩が生じると、総供給曲線は下方にシフトする。
d 原油価格が高騰すると、総供給曲線は下方にシフトする。
下記の設問に答えよ。
総供給曲線に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a GDPが完全雇用水準を下回っても、つまり非自発的失業が存在しても、名目賃金率が硬直的であれば、総供給曲線の形状は右上がりになる。
b GDPが完全雇用水準を下回っても、つまり非自発的失業が存在しても、実質賃金率が硬直的であれば、総供給曲線の形状は右上がりになる。
c 技術進歩が生じると、総供給曲線は下方にシフトする。
d 原油価格が高騰すると、総供給曲線は下方にシフトする。
- aとc
- aとd
- bとc
- bとd
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
総供給曲線(AS曲線)についての出題です。
AS曲線は物価と労働者数の関係から導かれます。
a 正しい
ケインズ学派の「名目賃金の下方硬直性」からAS曲線は右上がりとなります。
b 間違い
実質賃金が一定の場合は、右上がりとはなりません。
c 正しい
AS曲線は、物価が変わらなくても(実質賃金に変動がない)、技術革新等によって人を増やして生産量を上げるので下(右)にシフトします。
d 間違い
生産性が下がった場合、AS曲線は上(左)にシフトします。
よって、正解は、1 (aとc)となります。
参考になった数16
この解説の修正を提案する
02
記述の通りです。
項番b:不適切です。
名目賃金率が硬直的の場合AS曲線は右上がりになります。実質賃金率が一定の場合はAS曲線は右上がりになりません。
項番c:適切です。
記述の通りです。
項番d:不適切です。
原油価格高騰によって総供給量は減少するためAD曲線は上(左)にシフトします。
したがって項番1が正解となります。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
前の問題(問7)へ
平成27年度(2015年)問題一覧
次の問題(問9)へ