中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
経済学・経済政策 問17

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成27年度(2015年) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

いま、Y=K0.5N0.5という生産関数を考える。ただし、Yは生産量、Kは生産における資本投入量、Nは生産における労働投入量である。このときの記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a  この生産関数において、投入される資本の限界生産力は一定である。
b  この生産関数において、投入される資本の限界生産力は逓減している。
c  この生産関数では、ある状態から資本投入量と労働投入量をともに2倍にすると、生産量も2倍になる。
d  この生産関数では、ある状態から資本投入量と労働投入量をともに2倍にしても、生産量は2倍には及ばない。
  • aとc
  • aとd
  • bとc
  • bとd

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この過去問の解説 (2件)

01

a:不適切です。
設問文で与えられた式に従った場合、Yを増やしたい場合、その割合以上の大きさでKやNを増やさなければいけません。

b:適切です。
上述の通り、KやNをY以上の割合で増やし続けなければいけないため、資本投入量当たりのYの生産量は減少します。

c:適切です。
設問文で与えられた式に従った場合、KとNを共に2倍にした場合、Yも2倍となります。

d:不適切です。
上述の通り、KとNを共に2倍にした場合、Yも2倍となります。

よって項番3が正解となります。

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02

生産関数=Y=K0.5N0.5

=√K*√N

=√K*N

です。

上の計算式に当てはめることで解答出来ます。

a 間違い

上の式から資本単位を1増やしても、生産単位は1.14...倍しか増えません。

b 正しい

式に当てはめると、1単位を増やすたびに増加量は逓減します。

c 正しい

資本と労働の単位を1単位ずつ増やすと生産量も同じ値で増加します。

d 間違い

cの通りで、生産量と労働の単位を1単位ずつ増やすと生産量も同じ値で増加します。

よって、正解はbとc の3になります。

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