中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
経済学・経済政策 問20
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成27年度(2015年) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
財務省によれば、わが国の2013年度末の公債残高は、GDPの2倍程度であり、財政再建の必要性が指摘されている。財政再建のためには、行政の効率化による支出削減と増税による収入増とを適切に組み合わせることが必要になろう。こうした状況を踏まえて、以下では税に関する経済モデルを考えている。下記の設問に答えよ。
一般に、生活必需品Aに対する家計の需要曲線は、価格に対して非弾力的であり、下記の左図のように描くことができる。他方で、贅沢な嗜好品Bに対する家計の需要曲線は、価格に対して弾力的であり、下記の右図のように描くことができる。企業による供給曲線は、これらAとBの2財において価格弾力性が十分に大きく(無限大)、水平な直線として描くことができるとする。このとき、政府によって企業へ従量税が課される場合の説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
一般に、生活必需品Aに対する家計の需要曲線は、価格に対して非弾力的であり、下記の左図のように描くことができる。他方で、贅沢な嗜好品Bに対する家計の需要曲線は、価格に対して弾力的であり、下記の右図のように描くことができる。企業による供給曲線は、これらAとBの2財において価格弾力性が十分に大きく(無限大)、水平な直線として描くことができるとする。このとき、政府によって企業へ従量税が課される場合の説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 嗜好品Bへの課税では、企業へ帰着する税の負担は、家計へ帰着する税の負担より大きい。
- 嗜好品Bへの課税では、企業へのみ税の負担が帰着する。
- 生活必需品Aへの課税では、家計へのみ税の負担が帰着する。
- 生活必需品Aへの課税に比べて、嗜好品Bへの課税は、死重損失が小さくなりやすい。
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この過去問の解説 (2件)
01
税の負担はすべて家計へ帰着します。
項番2:不適切です。
税の負担はすべて家計へ帰着します。
項番3:適切です。
記述の通りです。
項番4:不適切です。
生活必需品Aへの課税に比べて、嗜好品Bへの課税は、死重損失が大きくなります。
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02
課税による価格弾力性の変化についての出題です。
1 間違い
本問では、税負担は全て消費者の負担となります。
2 間違い
本問では、税負担は全て消費者の負担となります。
3 正しい
需要曲線が水平に移動し、税負担は家計に帰着します。
4 間違い
価格弾力性の高い嗜好品は死重損失は大きくなります。
よって、正解は3
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