中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
企業経営理論 問21

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成27年度(2015年) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

組織スラックに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
  • 組織スラックは、イノベーションを遂行するための資源となりうる。
  • 組織スラックは、緊急事態に対応するための余裕資源として、組織の安定に寄与する。
  • 組織スラックは、新規行動案の探索をリスク回避的にする傾向にある。
  • 組織スラックは、複数の利害関係者の組織に対する要求を調整する機能を持つ。
  • 組織スラックは、利害関係者が組織に対して求める要求が、満足水準に基づくことから生じる傾向にある。

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この過去問の解説 (2件)

01

組織スラックとは企業の余剰資源のことを意味します。

1:適切です。
組織スラックがあることにより、リスクを許容できるようになるため、イノベーションを遂行するための資源となりえます。

2:適切です。
記述の通りです。

3:不適切です。
組織スラックがあることによりリスクを選択しやすくなります。リスク回避的にはなりません。

4:適切です。
組織スラックがあることにより利害関係者への資源配分を検討しやすくなるため、要求を調整する機能を持つといえます。

5:適切です。
利害関係者が組織に対して求める要求が満足水準に近づけば、余剰資源は余りやすくなります。

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02

組織スラックに関する問題です。

組織スラックとは、組織の余剰資源のことです。

選択肢1. 組織スラックは、イノベーションを遂行するための資源となりうる。

適切です。

選択肢2. 組織スラックは、緊急事態に対応するための余裕資源として、組織の安定に寄与する。

適切です。

選択肢3. 組織スラックは、新規行動案の探索をリスク回避的にする傾向にある。

不適切です。

組織スラックがあれば新規行動案の探索に関して、リスク選好的になる傾向があります。

選択肢4. 組織スラックは、複数の利害関係者の組織に対する要求を調整する機能を持つ。

適切です。

選択肢5. 組織スラックは、利害関係者が組織に対して求める要求が、満足水準に基づくことから生じる傾向にある。

適切です。

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