中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
中小企業経営・中小企業政策 問16

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成27年度(2015年) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

わが国の中小企業支援においては、従来から商工会、商工会議所、中小企業団体中央会等が大きな役割を果たしてきたが、中小企業が抱える経営課題が多様化・複雑化する中で、近年より専門性の高い支援事業を行うことが求められるようになってきた。
厳しい経営環境に直面する中小企業を支援するためには、国、自治体、民間事業者を含めた支援を行う各機関が連携し、各々の強みを活かすことで、地域全体における中小企業に対する支援機能の質を高めていくことが求められている。

文中の下線部②について、中小企業庁「中小企業支援機関の連携状況と施策認知度に関する調査(2013年11月)」に基づき、商工会、商工会議所、中小企業団体中央会における実際の相談分野として回答された割合が高いものから低いものへと並べた組み合わせとして、最も適切なものを下記から選べ。

a  金融支援
b  経営改善支援
c  販路開拓・マーケティング支援
  • a 金融支援 ― b 経営改善支援 ― c 販路開拓・マーケティング支援
  • a 金融支援 ― c 販路開拓・マーケティング支援 ― b 経営改善支援
  • b 経営改善支援 ― a 金融支援 ― c 販路開拓・マーケティング支援
  • c 販路開拓・マーケティング支援 ― a 金融支援 ― b 経営改善支援
  • c 販路開拓・マーケティング支援 ― b 経営改善支援 ― a 金融支援

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この過去問の解説 (2件)

01

「中小企業支援機関の連携状況と施策認知度に関する調査」によると商工会・商工会議所等の相談業務対応状況(各割合)は、
1 金融支援
2 税務支援
3 経営改善支援
の順番となっており、「販路開拓・マーケティング」は非常に小さい割合となっています。

そのため本問の正解は項番1となります。

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02

商工会、商工会議所、中小企業団体中央会が実際に相談を受けている内容を分野別に、2014年中小企業白書の第4-1-23図にまとめられています。

本問の選択肢の中では、金融支援、経営改善支援の順番で相談件数が多く、販路開拓・マーケティング支援はほとんど相談件数が上がっていません

正しい選択肢の組み合わせは a 金融支援 ― b 経営改善支援 ― c 販路開拓・マーケティング支援 です。

選択肢1. a 金融支援 ― b 経営改善支援 ― c 販路開拓・マーケティング支援

本選択肢が正解です。

選択肢2. a 金融支援 ― c 販路開拓・マーケティング支援 ― b 経営改善支援

本選択肢は不正解です。

選択肢3. b 経営改善支援 ― a 金融支援 ― c 販路開拓・マーケティング支援

本選択肢は不正解です。

選択肢4. c 販路開拓・マーケティング支援 ― a 金融支援 ― b 経営改善支援

本選択肢は不正解です。

選択肢5. c 販路開拓・マーケティング支援 ― b 経営改善支援 ― a 金融支援

本選択肢は不正解です。

まとめ

最も相談件数の多い分野は税務支援でした。

相談が集中しているのは、税務支援、金融支援、経営改善支援であり、その他の分野はほとんど相談されていません。

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