中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
経済学・経済政策 問6
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成28年度(2016年) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
賃金に関する考え方の1つに効率賃金理論がある。効率賃金理論に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 企業が支払う効率賃金の下で完全雇用が実現すると主張する。
- 均衡賃金に等しい水準の賃金を支払うことが企業の効率的な生産につながると主張する。
- 均衡賃金を超える水準の賃金を支払うことが生産性を高め、企業の利潤を増やすと主張する。
- 均衡賃金を下回る水準の賃金を支払うことが生産性を高め、企業の利潤を増やすと主張する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
効率賃金理論では、労働市場の需要と供給で決まる均衡賃金の下で完全雇用が実現する、とされています。
2:不適切です。
効率賃金理論では、均衡賃金より高い水準の賃金を支払うことが企業の効率的な生産につながると主張しています。
3:適切です。
記述の通りです。
4:不適切です。
効率賃金理論では、均衡賃金を下回る水準の賃金では企業の生産性が低下する、と主張しています。
参考になった数11
この解説の修正を提案する
02
効率賃金理論に関する問題です。効率賃金理論のことを知らなかったとしても、選択肢の表現から正解を導き出すことができます。
効率賃金は労働市場における労働力の需要と供給により決定され、完全雇用が実現します。
企業Aが1,000円の賃金を提示しても、企業Bが1,050円の賃金を提示すれば労働者は企業Bを選択し、1,050円が効率賃金となります。企業が支払う賃金だけで、効率賃金が決定されるわけではありません。
均衡賃金を上回る水準の賃金を支払うことが企業の効率的な生産につながると主張します。
正解の選択肢となります。
均衡賃金を上回る水準の賃金を支払うことが生産性を高め、企業の利潤を増やすと主張します。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
前の問題(問5)へ
平成28年度(2016年)問題一覧
次の問題(問7)へ