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中小企業診断士の過去問 平成29年度(2017年) 経済学・経済政策 問10

問題

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下図は、IS曲線とLM曲線を描いている。この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

IS曲線、LM曲線は、それぞれ生産物市場と貨幣市場を均衡させるGDPと利子率の関係を表している。下記の記述のうち、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
   1 .
Ⅰの領域では、生産物市場が超過需要であり、貨幣市場が超過供給である。
   2 .
Ⅱの領域では、生産物市場と貨幣市場がともに超過供給である。
   3 .
Ⅲの領域では、生産物市場と貨幣市場がともに超過需要である。
   4 .
Ⅳの領域では、生産物市場が超過供給であり、貨幣市場が超過需要である。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成29年度(2017年) 問10 )
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この過去問の解説 (2件)

1
IS曲線を境に右上の領域(Ⅰ、Ⅱ)は生産物市場における超過供給で、
左下の領域(Ⅲ、Ⅳ)は超過需要(供給不足)です。
LM曲線を境に左上の領域(Ⅱ、Ⅲ)は貨幣市場における超過供給で、
右下の領域(Ⅰ、Ⅳ)は超過需要となります。
覚え方として、利子が高くなれば、
供給が増えると考えると覚えやすいです。

ア:Ⅰの領域は、生産物市場が超過供給で、
貨幣市場が超過需要なので誤りです。
イ:適切です。
ウ:Ⅲの領域は、生産物市場が超過需要で、
貨幣市場が超過供給なので誤りです。
エ:Ⅳの領域は、生産物市場と、
貨幣市場が超過需要なので誤りです。

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IS-LM曲線で生産物市場と貨幣市場を分析する問題です。

IS曲線とは、縦軸に利子率を、横軸にGDPを取ったグラフにおいて生産物市場が均衡する点の組み合わせを表す曲線のことです。

IS曲線の右上の領域では生産物市場において超過供給であり、左下の領域では生産物市場において超過需要となっています。

LM曲線とは、縦軸に利子率を、横軸にGDPを取ったグラフにおいて貨幣市場が均衡する点の組み合わせを表す曲線のことです。

LM曲線の右下の領域では貨幣市場において超過需要であり、左上の領域では貨幣市場において超過需要となっています。

上記のIS-LM曲線の特徴をふまえて各選択肢をみていきます。

選択肢1. Ⅰの領域では、生産物市場が超過需要であり、貨幣市場が超過供給である。

Ⅰの領域では生産物市場が超過供給であり、貨幣市場が超過需要のため、本選択肢は不正解です。

選択肢2. Ⅱの領域では、生産物市場と貨幣市場がともに超過供給である。

Ⅱの領域では選択肢のように両市場とも超過供給のため、本選択肢が正解です。

選択肢3. Ⅲの領域では、生産物市場と貨幣市場がともに超過需要である。

Ⅲの領域では生産物市場は超過需要ですが、貨幣市場は超過供給のため、本選択肢は不正解です。

選択肢4. Ⅳの領域では、生産物市場が超過供給であり、貨幣市場が超過需要である。

Ⅳの領域では生産物市場も貨幣市場も超過需要のため、本選択肢は不正解です。

まとめ

IS曲線のISは、Investment(投資)とSavings(貯蓄)から取られています。両方とも生産物市場における経済活動のことです。

同様にLM曲線は、Liquidity Preference(流動性選好)とMoney Supply(貨幣供給)という貨幣市場での動きから名称が付けられています。

IS-LM曲線は頻出問題です。

本問だけではなく、IS-LM曲線の解答をする際にはグラフを描いたり、書き込むことが有効です。

学習する時から意識して行い習慣化するようにしておきましょう。

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