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中小企業診断士の過去問 平成29年度(2017年) 運営管理 問5

問題

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工場レイアウトに関する次の文中の空欄A〜Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

工場レイアウトとはあらゆる施設における( A )の配置問題である。
代表的なレイアウト技法としてMutherによって開発されたSLPがある。SLPでは、( B )・面積・調整の3つの基本的重要項目が提起され、それらを段階的に精査することでレイアウト案が作成される。SLPは直感的でわかりやすい反面、主観的評価に依存しているという課題がある。
他方、コンピュータを活用したレイアウトのためのヒューリスティック技法が開発されている。そこでは評価関数として、一般的に( C )が用いられている。
   1 .
A:機能  B:アクティビティ  C:加重総移動距離
   2 .
A:機能  B:相互関係     C:加重総移動距離
   3 .
A:設備  B:アクティビティ  C:スループット
   4 .
A:設備  B:相互関係     C:スループット
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成29年度(2017年) 問5 )
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この過去問の解説 (2件)

8
正解は2です。

工場レイアウトに関する問題です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→空欄Aは機能または設備です。工場レイアウトは設備だけでなく、作業者の動きや材料の保管、移動経路なども考慮します。よってここまでの文章では「設備」か「機能」かどちらか悩ましいです。

空欄Bは相互関係です。SLPでは「相互関係」「面積」「調整」3つの要素でレイアウトが決められます。

空欄Cは加重総移動距離です。ヒューリステッィク技法では一般的に加重総移動距離を用いてレイアウトが決められます。

またBのアクティビティは従業員、機械設備、材料、保管庫などSLPにおける各要素のことです。

2→上記より適切です。

3→上記より不適切です。またスループットというのはレイアウトに直接関係のない用語です。

4→上記より不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

【基礎知識】

正解は「A:機能 B:相互関係 C:加重総移動距離」です。

SLP(システマティックレイアウトプランニング)とは戦略的に工場のレイアウト配置を決定する手法です。

以下の流れで決定していきます。

①P-Q分析:どの製品(Product)をどれだけ(Quantity)生産するかを分析するもので、縦軸に生産量、横軸に製品をとります。

生産量が多いものは製品別レイアウト、少ないものは機能別レイアウト、中間はグループ別レイアウトとなります。

②ものの流れ分析:製品の生産にあたり、どういった流れで生産するかを分析するもの。

③アクティビティ相互関係:人、機械、設備、材料、倉庫、事務所、出入り口、通路など、工場の構成要素同士が、相互にどの程度結びつきが強いのか(=場所の近接性が必要になるのか)を分析します。

 

④スペース相互関係:アクティビティごとの面積を考慮したもの。

SLPはこのように機能を考え、相互関係を考え、面積を考える分析手法です。

ヒューリスティック技法とは、経験則をベースとする合理的と考える複数の工場レイアウト案について、工場内を移動する物の加重総移動距離(重量×距離の総計)が短い(小さい)ことを評価尺度とし、各種レイアウト案をコンピュータのシミュレーションによって、最適レイアウトを選定する方法です。

SLPは直感的でわかりやすい反面、レイアウト等は定量的に決めるのではないため、主観的評価に依存しているという課題があります。

選択肢1. A:機能  B:アクティビティ  C:加重総移動距離

誤りです。

選択肢2. A:機能  B:相互関係     C:加重総移動距離

正解です。

選択肢3. A:設備  B:アクティビティ  C:スループット

誤りです。

選択肢4. A:設備  B:相互関係     C:スループット

誤りです。

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