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中小企業診断士の過去問 平成30年度(2018年) 経済学・経済政策 問15

問題

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下図でDAとDBは、それぞれ商品Aと商品Bの需要曲線である。このとき、商品Aと商品Bの需要の価格弾力性に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記から選べ。

a  価格がP0から下がると、商品Aの需要の価格弾力性は大きくなる。
b  価格がP0から上がると、商品Bの需要の価格弾力性は大きくなる。
c  点Eでは、商品Aの需要の価格弾力性は商品Bの需要の価格弾力性よりも大きい。
d  点Eでは、商品Aの需要の価格弾力性は商品Bの需要の価格弾力性よりも小さい。
問題文の画像
   1 .
aとc
   2 .
aとd
   3 .
bとc
   4 .
bとd
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成30年度(2018年) 問15 )
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この過去問の解説 (2件)

1

需要の価格弾力性についての問題です。

需要の価格弾力性には2つの特徴があります。

1つ目は「同一の右下りの需要曲線においては、左上に位置する点の方が需要の価格弾力性が高くなる」です。

2つ目は「2つの右下がりの需要曲線の交点においては、傾きが緩やかな需要曲線の方が、傾きが急な需要曲線よりも、需要の価格弾力性が高くなる」です。

2つの特徴をふまえて各選択肢をみていきます。

同一の需要曲線上では、左上に位置する点の方が需要の価格弾力性は大きくなりますので、価格がP0より上の方が弾力性が大きくなりbが正しいことになります。

2つの需要曲線を比較すると、より傾きが緩やかな曲線の方が弾力性が大きいことになりますので、傾きが急な商品Aの方が商品Bよりも弾力性が小さくなりdが正しいことになります。

正しい選択肢の組み合わせは bとd です。

選択肢1. aとc
  • 両方とも誤っているため、本選択肢は不正解です。

選択肢2. aとd
  • aは誤っているため、本選択肢は不正解です。

選択肢3. bとc
  • cは誤っているため、本選択肢は不正解です。

選択肢4. bとd
  • 本選択肢が正解です。

まとめ

需要の価格弾力性も頻出論点のため対応できるように学習しておきましょう。

本問で直接問われてはいませんが、弾力性とは価格の変化量に対する需要の変化量ではなくて、価格の変化率に対する需要の変化率のことですので注意してください。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

正解は4です。

価格弾力性は、価格の1%低下した時に製品の需要が何%増加するかを表します。
ここで、価格をP、需要をDをすると価格弾力性= -(ΔD/D)÷(ΔP/P) = -(ΔD/ΔP)×(P/D) となります。

設問のグラフでは、Y軸方向がP、X軸方向がDを表し、価格弾力性は、グラフの傾き-(ΔP/ΔD)の逆数になるため、グラフの傾きが小さい、つまり傾きが緩やかなほど価格弾性率は大きくなります。また同一の需要曲線上では、P/Dが大きい部分、つまりグラフの左上にある方が弾性率は大きくなります。

各選択肢については、以下のとおりです。
a:誤りです。
価格がP0から下がると、右下へ移動するため価格弾力性は小さくなります。
b:正解です。
価格がP0から上がると、左上へ移動するため需要の価格弾力性は大きくなります。
c:誤りです。
点Eでは、商品Aの需要曲線の傾きが商品Bの需要曲線の傾きより大きいため、商品Aの需要の価格弾力性は商品Bの需要の価格弾力性よりも小さいです。
d:正解です。
cの解説を参照してください。

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