中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
企業経営理論 問14

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成30年度(2018年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

企業組織を取り巻く状況の変化に柔軟に対応するために、従来の部門組織や恒久的なグループ編成だけでなく、チームを採用することが効果的な場合がある。チームに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 共通の目的を達成するためにバーチャルチームを形成して業務を遂行する際に、メンバー同士が直接顔を合わせた経験がある場合は、そうでない場合と比べてタスク志向性が高くなり、社会的・感情的情報交換は少なくなる。
  • 遂行すべきタスクに必要なスキルや経験の多様性が低い場合は、個人よりチームの方が高い業績をあげる傾向にある。
  • タスクフォースは恒常的に設置されている機能横断型チームであり、初期段階ではメンバーが多様性や複雑性への対処の仕方を学ぶために時間がかかることがある。
  • チームで業務を遂行する場合は、一般に多くの時間と資源を必要とし、コンフリクトが顕在化する傾向にある。
  • チームメンバー間の信頼関係が確立されていると、メンバーは他者が自分を利用しようとしていると感じる傾向が低くなり、自分の弱点をさらけだすことも可能になるため、リスク志向性は低くなる。

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この過去問の解説 (2件)

01

1
不適切です。メンバー同士が直接顔を合わせた経験がある場合は、そうでない場合と比べて社会的・感情的情報交換は多くなります。

2
不適切です。遂行すべきタスクに必要なスキルや経験の多様性が【高い】場合は、個人よりチームの方が高い業績をあげる傾向にあります。

3
不適切です。タスクフォースは【暫定的】に設置されている機能横断型チーム

4
適切です。設問の通りです。

5
不適切です。チームメンバー間の信頼関係が確立されていると、リスク志向性は高くなります。

参考になった数10

02

企業におけるチームに関する問題です。

選択肢1. 共通の目的を達成するためにバーチャルチームを形成して業務を遂行する際に、メンバー同士が直接顔を合わせた経験がある場合は、そうでない場合と比べてタスク志向性が高くなり、社会的・感情的情報交換は少なくなる。

不適切です。メンバー同士が顔を合わせたことがある場合は、社会的・感情的情報交換は多くなります。

選択肢2. 遂行すべきタスクに必要なスキルや経験の多様性が低い場合は、個人よりチームの方が高い業績をあげる傾向にある。

不適切です。チームの方が多様性が生まれると考えられます。

選択肢3. タスクフォースは恒常的に設置されている機能横断型チームであり、初期段階ではメンバーが多様性や複雑性への対処の仕方を学ぶために時間がかかることがある。

不適切です。タスクフォースは1つのタスクに対して構成される一時的な組織のことです。

選択肢4. チームで業務を遂行する場合は、一般に多くの時間と資源を必要とし、コンフリクトが顕在化する傾向にある。

適切です。

選択肢5. チームメンバー間の信頼関係が確立されていると、メンバーは他者が自分を利用しようとしていると感じる傾向が低くなり、自分の弱点をさらけだすことも可能になるため、リスク志向性は低くなる。

不適切です。信頼関係が確立されていると自分の弱点をさらけ出すなど、リスクを取ることができるため、リスク志向性は高くなります。

参考になった数2