中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
企業経営理論 問21
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成30年度(2018年) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
組織の成長や変革に介入する経営コンサルタントにとって、企業組織のライフサイクルに応じた課題や特徴についての理解が必要になることがある。組織のライフサイクルを、起業者段階、共同体段階、公式化段階、精緻化段階に分けて考えるとき、それぞれの段階に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
- 持続的な成長を迎える共同体段階では、従業員は自身が共同体の一員であると強く感じるため、職務の割り当てが専門化され、階層化が進むとともに中間管理職への権限委譲が必要になってくる。
- 精緻化段階では、官僚制のもたらす形式主義的な弊害を克服するために、場合によっては公式のシステムを単純化し、チームやタスクフォースを活用して小企業的な価値観や発想を維持するために組織全体に絶えず新しい挑戦や努力を推奨する必要が生じる。
- 創業者が創造力の高い技術志向の経営者の場合、起業者段階では従業員は非公式で非官僚主義的なコミュニケーションで管理されることが多い。初期の市場が成長し、それに伴い従業員が増加すると、財務管理などを含めた、組織全体を統率するリーダーシップを持った経営者が必要になる。
- 組織の規模も大きくなり公式化段階になると、規則や手続き、管理システムの公式化が進み、戦略的意思決定や業務的意思決定をトップマネジメントに集権化する必要が生まれ、トップが各事業部門を直接コントロールするようになる。
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この過去問の解説 (2件)
01
適切です。設問の通りです。
2
適切です。設問の通りです。
3
適切です。設問の通りです。
4
不適切です。公式化段階の課題は官僚制の逆機能の防止です。
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02
組織のライフサイクルに関する問題です。
適切です。
適切です。
適切です。
不適切です。公式化段階では、権限を下位に委譲して行くと同時に、官僚主義への行き過ぎを防ぐことが課題となります。
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