中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
企業経営理論 問22

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成30年度(2018年) 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

職務遂行に当たって個人が抱く価値に対するセルフ・イメージは、キャリア・アンカー(例えば、技術的・機能的コンピテンス、全般的な管理コンピテンス、自律と独立、保障と安定、企業家的創造性、純粋な挑戦、奉仕と社会貢献、ライフスタイル)と呼ばれる。キャリア・アンカーに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • キャリア・アンカーは、現状を否定する学習を阻害する。
  • 個人が抱くキャリア・アンカーは、職種や企業ごとに類似していく傾向が見られる。
  • しっくりこないという経験を通じて自らのキャリア・アンカーを反省し、転職や働き方の変化につながる。
  • 人々は、生来の価値であるキャリア・アンカーに従って、職業を意識的に選択する。
  • 矛盾するキャリア・アンカーは、仕事経験を通じて1つに絞り込まれていく。

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この過去問の解説 (2件)

01

1
不適切です。キャリアアンカーとは、キャリアを考える上で譲れない軸となる価値観の事です。よって現状を否定する学習を促進します。

2
不適切です。個人が抱くキャリア・アンカーは職種や企業ごとに類似するものではありません。

3
適切です。設問の通りです。

4
不適切です。意識的な選択に限らず、無意識に選択する事もあり得ます。

5
不適切です。キャリア・アンカーは複数該当するケースもあり得ます。

参考になった数12

02

キャリア・アンカーに関する問題です。

選択肢1. キャリア・アンカーは、現状を否定する学習を阻害する。

不適切です。キャリアアンカーとは、個人がキャリアを選択していく上で譲れない価値観のことです。そのため現状を否定する学習については促進されます。

選択肢2. 個人が抱くキャリア・アンカーは、職種や企業ごとに類似していく傾向が見られる。

不適切です。キャリアアンカーは一度形成されると外部環境の影響を受けづらいとされています。

選択肢3. しっくりこないという経験を通じて自らのキャリア・アンカーを反省し、転職や働き方の変化につながる。

適切です。

選択肢4. 人々は、生来の価値であるキャリア・アンカーに従って、職業を意識的に選択する。

不適切です。キャリアアンカーに基づいて無意識に選択することがあります。

選択肢5. 矛盾するキャリア・アンカーは、仕事経験を通じて1つに絞り込まれていく。

不適切です。キャリアアンカーは1つだけではなく、複数形成されることもあります。

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