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中小企業診断士の過去問 平成30年度(2018年) 運営管理 問1

問題

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生産における管理目標(PQCDSME)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
   1 .
職場環境に関する評価を行うために、検査によって不適合と判断された製品の数を検査対象の製品の総数で除して求められる不適合率を用いた。
   2 .
職場の安全性を評価するために、延べ労働損失日数を延べ実労働時間数で除し1,000を乗じて求められる強度率を用いた。
   3 .
生産の効率性を評価するために、労働量を生産量で除して求められる労働生産性を用いた。
   4 .
納期に関する評価を行うために、動作可能時間を動作可能時間と動作不能時間の合計で除して求められる可用率を用いた。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問1 )
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この過去問の解説 (2件)

9
正解は2です。

生産における管理目標(PQCDSME)は、
Productivity(生産性)
Quality(品質)
Cost(コスト)
Delivery(納期・生産量)
Safety(安全性)
Morale(モラール)
Environment(環境)
の7つの頭文字をとったものです。

1→不適合率(不良率)は、品質の管理指標となります。環境は、製品のライフサイクルや廃棄物処理量といった指標で評価します。よって誤りです。

2→安全性の評価に強度率を用いること、強度率の説明ともに正しいです。安全性は強度率の他、「労働災害率」「度数率」「労働損失日数」の指標で評価します。よって正解です。

3→労働生産性は生産量を労働量で割って求めます。よって誤りです。

4→可用率は設備を動かしたい時に正常に動いた時間の割合を指すため、説明は正しいです。しかし、可用率は納期の評価ではなく設備の信頼性を表します。よって誤りです。
納期の評価には「製品リードタイム」や「納期遵守率」を用います。

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5

【基礎知識】

PQCDSMEとは、生産現場における7つの管理項目を総称したもので、それぞれの頭文字をとっています。

生産とは、「生産要素」を投入し、「生産」を行い、「需要」を満たす製品を提供するものです。

生産要素:4M(人Man、機械・設備Machine、原材料Material、方法Method)

生産:設計→調達→作業

需要:3要素(Q:品質quality、C:原価Cost、D:納期Delivery)

この需要の3要素(QCD)にP:生産性Productivity、S:安全性Safety、M:士気Morale、E:環境Environment)を加えたものが、今回の問題のPQCDSMEになります。

それぞれの項目を管理していくための指標について問うています。

代表的な管理する項目と代表的な指標は以下の通りです。

・生産性:生産要素投入量1単位に対して、どれだけの生産量をアウトプットできたか。労働生産性など。

・品質:不良品はないか、狙ったどおりの品質を確保できているか。不良品率など。

・原価:安いコストで抑えているか。原価率など。

・納期:必要に応じて期限通りに製品を生産しているか。製品リードタイムなど。

・安全性:事故やトラブルは発生していないか。生産数や労働者一人当たりの労災事故件数(強度率)など。

・士気:働き甲斐をもって取り組めているか。満足度調査など。

・環境:環境に負荷がかかっていないか。廃棄物処分量など。

選択肢1. 職場環境に関する評価を行うために、検査によって不適合と判断された製品の数を検査対象の製品の総数で除して求められる不適合率を用いた。

環境は廃物処分量など、生産活動が環境に与える影響を見るものです。不適合率は品質をフォローする指標ですので誤り。

選択肢2. 職場の安全性を評価するために、延べ労働損失日数を延べ実労働時間数で除し1,000を乗じて求められる強度率を用いた。

実労働時間あたりの労働災害日数を出しています。安全性評価につながりますので正しい。

選択肢3. 生産の効率性を評価するために、労働量を生産量で除して求められる労働生産性を用いた。

生産性はアウトプット÷インプットになります。労働投入量÷生産量で逆になっているため誤り。

選択肢4. 納期に関する評価を行うために、動作可能時間を動作可能時間と動作不能時間の合計で除して求められる可用率を用いた。

可用性とはシステム等で使われる言葉で、言い換えると稼働率のことになります。後半の式はあっていますが、生産性等の指標になりますので、納期ではなく誤り。

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