中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
中小企業経営・中小企業政策 問18
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成30年度(2018年) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
製造業は、わが国のGDPの約[ A ]割(2016年)を占める重要な産業であり、製造業の名目労働生産性は他産業と比べても比較的高くなっている。
他方で、国際競争の激化や産業構造の変化等に伴い、製造業を取り巻く環境は一段と厳しさを増している。総務省「平成21年、平成26年経済センサス―基礎調査」に基づき、2009年と2014年について比較した場合、事業所数は[ B ]、従業者数は[ C ]している。これを企業規模別に見ると、中小企業の事業所数の減少率は大企業の減少率より[ D ]。
なお、ここでは従業者規模300人以上の企業を大企業、同じく300人未満の企業を中小企業とする。
文中の空欄B~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
製造業は、わが国のGDPの約[ A ]割(2016年)を占める重要な産業であり、製造業の名目労働生産性は他産業と比べても比較的高くなっている。
他方で、国際競争の激化や産業構造の変化等に伴い、製造業を取り巻く環境は一段と厳しさを増している。総務省「平成21年、平成26年経済センサス―基礎調査」に基づき、2009年と2014年について比較した場合、事業所数は[ B ]、従業者数は[ C ]している。これを企業規模別に見ると、中小企業の事業所数の減少率は大企業の減少率より[ D ]。
なお、ここでは従業者規模300人以上の企業を大企業、同じく300人未満の企業を中小企業とする。
文中の空欄B~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- B:減少 C:減少 D:高い
- B:減少 C:減少 D:低い
- B:減少 C:増加 D:高い
- B:増加 C:減少 D:低い
- B:増加 C:増加 D:高い
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
また、2009年の大企業の事業所数は3,562、中小企業の事業所数は533,130で、2014年の大企業の事業所数は3,299、中小企業の事業所数は483,762と、どちらも減少しています。減少率を見てみると、大企業は7.4%、中小企業は9.3%減少しており、中小企業の方が減少率が高いことが分かります。
したがって、Bには「減少」、Cには「減少」、Dには「高い」が入るため、正答は1となります。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
02
2009年から2014年にかけての経営環境の変化を問う問題です。
2017年中小企業白書の付属統計資料1表と2表で出題されている内容を確認できます。
上記を踏まえて空欄をみていきます。
空欄B: 事業所数は2009年の4,213万社から2014年には3,820万社に減少しています。
空欄C: 従業者数は2009年の48,033万人から2014年には47,935万人へと事業所数と同様に減少しています。
空欄D: 事業所数の減少率を中小企業と大企業とでは、資料を確認すると明らかに中小企業の減少率が高いとわかります。
正しい選択肢は B:減少 C:減少 D:高い です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
統計資料を基にした問題も出題されるため、試験対策の一環として中小企業白書などに目を通しておくことは有効な方法です。
統計の数字を暗記することは難しいため、本問のような事業所数などが、ここ数年でどのように変化しているか全体の流れを把握することも大切です。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問17)へ
平成30年度(2018年)問題一覧
次の問題(問19)へ