中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
企業経営理論 問21
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和2年度(2020年) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
D.コルブが提唱した経験学習モデルによると、人の学習は4つの要素から成り、ある要素が別の要素の前提となるというサイクルを形成する。
下図の空欄A~Cに当てはまる用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
下図の空欄A~Cに当てはまる用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- A:具体的経験 B:概念的抽象化 C:内省的観察
- A:具体的経験 B:内省的観察 C:抽象的概念化
- A:抽象的概念化 B:具体的経験 C:内省的観察
- A:抽象的概念化 B:内省的観察 C:具体的経験
- A:内省的観察 B:概念的抽象化 C:具体的経験
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この過去問の解説 (2件)
01
コルブの経験学習モデルからの出題です。
経験学習とは、その名の通り実際の経験を通じて学びを得ることを指します。
コルブの経験学習モデルは、その経験学習を「具体的経験>内省的観察>抽象的概念化>能動的実験」の4つのプロセスで理論化したもので、
特に人材育成の場面で必要不可欠なものであるといえます。
4つのプロセスを詳しくみていくと
1.具体的経験 ・・・ 想像や知識に頼らず、実際に具体的な経験をすることです。
2.内省的観察 ・・・ 具体的な経験をさまざまな観点から振り返り、その意味を考えることです。
3.抽象的概念化 ・・・ 経験を振り返った後に、その経験から何が学べたかを考え、応用できるように知識化することです。
4.能動的実験 ・・・ 経験から学んだ知識を実践し、さらなる学びを得ることです。
このプロセスを繰り返す習慣付けをすることで、より深い学びを得ることが出来ます。
よって、「A:具体的経験 B:内省的観察 C:抽象的概念化」が正答となります。
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02
D.コルブが提唱した経験学習モデルに関する出題です。
経験学習モデルとは、能動的学習により得られた「具体的経験」に対し、「内省的観察」、つまりその経験の意味や原因を振り返る事を通して、「抽象的概念化」、つまり他の場面で応用できるようにエッセンスを抽出した後、また「能動的学習」を行なうというプロセスを指します。
つまり、A:具体的経験 B:内省的観察 C:抽象的概念化 が答えになります。
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