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中小企業診断士の過去問 令和2年度(2020年) 運営管理 問32

問題

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以下は、土産物店の店主X氏と中小企業診断士(以下、「診断士」という。)との間で行われた会話である。
会話の中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

X氏:「私が経営する店舗の商品在庫は適切なのでしょうか。」
診断士:「商品在庫量を管理する指標はいくつかあります。売上と在庫の関係を表すものに( A )があります。数値が大きいほど在庫の効率が良いということになります。」
X氏:「同じ売上で在庫が少なければ、( A )が高まるということですね。それでは、もっと在庫を減らすほうが良いですね。」
診断士:「単純に在庫を減らせば良いということではありません。在庫が少なすぎると欠品が起こりやすくなり、販売機会ロスが発生してしまいます。適度な商品在庫を維持することが必要です。」
X氏:「( A )以外に、どのような指標を参考にすれば良いでしょうか。」
診断士:「商品に投下した資本がどれだけ効率的に粗利益を出すことができたかをみる指標に( B )があります。これは、期間中の粗利益額を原価の平均在庫高で除した数値で、Xさんの店の前期の数値を算出すると、業界として適正な水準にあると思います。また、期間中の粗利益額を売価の平均在庫高で除した数値を( C )といい、販売面での生産性を評価する指標です。」
   1 .
A:GMROI  B:交差比率   C:商品回転率
   2 .
A:交差比率  B:GMROI   C:商品回転率
   3 .
A:交差比率  B:商品回転率  C:GMROI
   4 .
A:商品回転率 B:GMROI   C:交差比率
   5 .
A:商品回転率 B:交差比率   C:GMROI
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問32 )
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この過去問の解説 (2件)

8

正解は 4.です。

Aは 在庫回転率 です。売上高(または売上原価)÷平均在庫金額(原価) で計算できます。保有している在庫が一定期間に何回販売されているかを表しており、数値が大きいほど効率の良い在庫運営を行っていると言えます。

Bは GMROI (Gross Margin Return on Inventory Investment) です。一定期間の粗利益÷平均在庫金額(原価)で計算されます。保有している在庫に対してどれだけ利益を上げているか?という指標になります。

Cは交差比率(交叉比率)です。一定期間の粗利益÷平均在庫金額(売価)で計算されます。GMROIと同様に保有している在庫に対してどれだけ利益を上げているか?という指標になります。

よって、.A=商品回転率、B=GMROI、C=交差比率 で4.が正解です。

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2

商品在庫の指標に関する問題です。

それぞれの用語を理解しておきましょう。

GMROIとは、商品投下資本粗利益率のことで、売上総利益を、平均在庫高と商品原価率の積で除して求めます。

原価での商品への投資がどれほど利益につながっているかを表しています。

交差比率とは、売上総利益を平均在庫高で除した値のことです。

売価での商品への在庫投資がどれほど利益につながっているかを表しています。

商品回転率とは、売上高を商品在庫で除した値です。

一定期間内に商品がどれほど売れたかを示します。

Aは、売上と在庫の関係を示すものですので、商品回転率が該当します。

Bは、粗利益額を原価の平均在庫高で除した数値ですので、GMROIが該当します。

Cは、粗利益額を売価の平均在庫高で除した数値ですので、交差比率が該当します。

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