中小企業診断士の過去問
令和3年度(2021年)
財務・会計 問10(2)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和3年度(2021年) 問10(2) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の貸借対照表と損益計算書について、下記の設問に答えよ。

インタレスト・カバレッジ・レシオとして、最も適切なものはどれか。
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  • 4倍
  • 11倍
  • 12倍
  • 14倍

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この過去問の解説 (3件)

01

インタレスト・カバレッジ・レシオの計算は、

=事業利益÷金融費用

=(営業利益 + 受取利息・配当金) ÷ (支払利息 + 社債利息)

本問では、

=(10,000+4,000)÷1,000

=14倍

よって、正解は4

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02

【基礎知識】

インタレストとは、借入金の利息を表します。カバレッジはカバーしている、レシオ(指標)ということになります。

つまり金融費用の支払い能力を見る指標になります。一般的には2倍以上あれば適正だとされます。

(営業利益+持分法利益+受取利息・配当金) ÷ 支払利息・社債利息等

で表されます。

素直に問題の数値を当てはめていきますと、

 (10,000+4,000) ÷ 1,000 = 14

となります。

選択肢1. 4倍

上記説明より、不適切です。

選択肢2. 11倍

上記説明より、不適切です。

選択肢3. 12倍

上記説明より、不適切です。

選択肢4. 14倍

正解です。

参考になった数7

03

インタレスト・カバレッジ・レシオに関する問題です。

インタレスト・カバレッジ・レシオの計算式が分かっていれば、15秒で正答できる問題です。

 

なお、インタレスト・カバレッジ・レシオの計算式は、(営業利益+受取利息)/支払利息で求めることができ、単位は%ではなく「倍」となります。

選択肢1. 4倍

不適切な選択肢です。

選択肢2. 11倍

不適切な選択肢です。

選択肢3. 12倍

不適切な選択肢です。

選択肢4. 14倍

正解の選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

解説では、与件文に与えられた勘定項目に従った表記をしていますが、事業利益/金融費用という計算式で記載されていることもありますので併せて覚えておきましょう。

 

なお、お分かりいただけると思いますが、インタレスト・カバレッジ・レシオを求めるにあたって貸借対照表は必要ありません。

別の問題で貸借対照表を使用しているので、貸借対照表がダミーデータとまでは言いませんが、インタレスト・カバレッジ・レシオの計算式を理解していないと、貸借対照表の数値も気になって時間を浪費させられてしまう可能性があります。

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