中小企業診断士 過去問
令和4年度(2022年)
問17 (経済学・経済政策 問15(1))
問題文
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
費用関数に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 総費用曲線TCの縦軸の切片は、固定費用に等しい。
b 平均費用が最小値を迎えるところでは、限界費用と平均費用が一致する。
c 生産量の増加に比例して、平均費用も増加していく。

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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 令和4年度(2022年) 問17(経済学・経済政策 問15(1)) (訂正依頼・報告はこちら)
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
費用関数に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 総費用曲線TCの縦軸の切片は、固定費用に等しい。
b 平均費用が最小値を迎えるところでは、限界費用と平均費用が一致する。
c 生産量の増加に比例して、平均費用も増加していく。

- a:正 b:正 c:正
- a:正 b:正 c:誤
- a:正 b:誤 c:誤
- a:誤 b:正 c:正
- a:誤 b:誤 c:正
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この過去問の解説 (3件)
01
(基本知識)
まず、総費用曲線TCから見ていきます。
総費用は短期的に固定費用+可変費用となります。例えば工場で商品を作る場合、まず工場を建てて、機械を導入する必要がありますので、固定費用が発生します。これは生産量が0であっても発生する費用になります。そして、製品を1単位作るのに、原材料費や光熱費などがかかります。これを可変費用といい、生産がなければ発生しない費用になります。そして、生産量で総費用を割ったものを平均費用といいます。
仮に固定費用を10、可変費用を1とすると、
生産量1のとき、総費用は10+1で11、平均費用は11÷1=11となります。
生産量2のとき、総費用は10+2で12、平均費用は12÷2=6となります。
生産量3のとき、総費用は10+3で13、平均費用は13÷3=4.3333となります。
生産量が少ないと1生産量当たりの固定費が高くなるため、平均費用が高くなることがわかります。生産量を増やしていくと少しづつ固定費用が分散され、平均費用は減少していきます。
ここでグラフを見てください。平均費用は総費用÷生産量になりますので、TC上のある点と原点を結ぶ線の傾きになるのがお分かりいただけると思います。
これが当初少しずつ減少し、ある点を境にまた増加していくことがわかります。これは、工場の生産キャパがいっぱいになると、また新たな工場を作るなど、固定費用が増加してしまうため増加してしまいます。よって総費用曲線は逆S字となります。
総費用曲線のある点における限界費用とは、その点で生産量を1単位増やしたときに増加する費用のことで、その点の接線の傾きに等しくなります。
総収入曲線は生産量を増やすほど増加していきますので、右上がりで原点を通る曲線になります。この時、総収入曲線の傾きは財の価格のことになります。
この総収入曲線と総費用曲線の差が利益になります。TCが上に来ているときは赤字となっており、利益が最大になるのは、TRとTCの差が一番大きいところ、つまり、TR曲線に平行な線がTC曲線と接する点になります。そしてこの時、TR曲線の傾きと限界費用は一致することがわかります。
(選択肢評価)
a 生産量が0の時にかかる費用は固定費用のことで正しい記載です。
b 平均費用はTC上の点と原点を通る線の傾きに等しくなります。傾きが一番小さくなるのは、TC曲線と一番下で接するところになりますので、限界費用と平均費用が一致、つまり、ある点の接線の傾きと平均費用曲線の傾きが一致しますので正しい記載です。
c 平均費用は逆S字曲線上の点の傾きになりますので一旦減少し、その後増加していきますので、誤りです。
上記説明より、「a:正 b:正 c:誤」となります。
正解です。
上記説明より、「a:正 b:正 c:誤」となります。
上記説明より、「a:正 b:正 c:誤」となります。
上記説明より、「a:正 b:正 c:誤」となります。
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02
費用曲線に関する問題です。
a:適切です。総費用曲線TCの縦軸の切片、生産量が0の時の総費用となります。よって固定費用を表しています。
b:適切です。平均費用は、総費用を生産量で除して求められます。よってそれが最小の時、生産量が1単位増加したときの費用である限界費用と一致します。
c:不適切です。生産量の増加に比例して、平均費用も増加する場合は、総費用曲線TCは逓増的なグラフとなります。
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03
総収入曲線と総費用曲線に関する問題です。
選択肢にもとづいて解説していきます。
a:総費用は固定費用+可変費用で表されます。したがって総費用曲線のうち切片の部分は可変費用がゼロの場合ということになりますので固定費用に等しくなります。したがって正しい。
b:限界費用曲線と平均可変費用曲線、および平均費用曲線との関係を理解していればわかると思いますが、平均費用の最小値となる点で平均費用曲線と限界費用曲線が交わります。したがって正しい。
c:平均費用は生産量の増加額とは比例関係にはありません(比例関係をあらわす直線にはならない)ので誤りです。
したがって正解は「a:正 b:正 c:誤」となります。
正解は「a:正 b:正 c:誤」となりますので誤りです。
正解です。
正解は「a:正 b:正 c:誤」となりますので誤りです。
正解は「a:正 b:正 c:誤」となりますので誤りです。
正解は「a:正 b:正 c:誤」となりますので誤りです。
総収入曲線と総費用曲線に関する問題でした。ミクロ経済学の基本となる部分ですので、しっかり内容を理解しておきましょう。
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