中小企業診断士の過去問
令和4年度(2022年)
財務・会計 問15
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和4年度(2022年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
C社では、以下の証券Yと証券Zに等額ずつ分散投資するポートフォリオで運用することを検討している。証券Yと証券Zの収益率の相関係数がゼロのとき、ポートフォリオの収益率の標準偏差として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 3.9%
- 5.5%
- 11.2%
- 15.8%
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この過去問の解説 (3件)
01
分散投資に関する問題です。
ポートフォリオの収益率は以下の式で算出します。
ポートフォリオの収益率 = 各資産の構成比 × 各資産の期待収益率 の合計
本問では、以下の通りになります。
3% × 0.5 + 6% × 0.5 = 4.5%
次に標準偏差を求めますが、標準偏差は分散の平方根となるので、まず分散を求めます。
分散は以下の式で算出します。
分散 = 各資産の投資割合の2乗 × 各資産の標準偏差の2乗の総和
+ 2 × 各資産の投資割合の積 × 各資産の標準偏差の積 × 相関係数
ここで本問では相関係数がゼロと与えられていますので、計算式は以下の通りとなります。
分散 = 0.52× 102+ 0.52× 202 = 25 + 100 = 125
標準偏差 = √125 より、11.2%となります。
正解は11.2%なので誤りです。
正解は11.2%なので誤りです。
正解です。
正解は11.2%なので誤りです。
分散投資に関する問題でした。公式を覚えておけば簡単ですが、公式を覚えるのには一苦労だと思います。問題を繰り返し解いて公式に慣れるとよいと思います。
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02
分散投資に関わる問題です。
表を見ると証券YはZに比べ期待収益率も低く、標準偏差も低いです。
つまり、YはZに比べローリスク・ローリターンです。
収益率の相関係数がゼロのとき、このY・Zに50%ずつ投資したら、複合された標準偏差はいくらになるか、という問題になっています。
√(10×0.5)^2+(20×0.5)^2=√125
=√125≒11.2%と問題文に明示されており、これが正解となります。
上記の説明通り11.2%となるため、不適切です。
上記の説明通り11.2%となるため、不適切です。
正解です。
上記の説明通り11.2%となるため、不適切です。
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03
標準偏差は分散の平方根ですので、まずは分散を求めます。
ここで証券Yと証券Zは等額ずつ分散投資するため、投資割合はともに0.5です。
分散=(0.5×10)の2乗+(0.5×20)の2乗=125
よって標準偏差は√125ですので、11.2%が回答となります。
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