過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

中小企業診断士の過去問 令和4年度(2022年) 企業経営理論 問9

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
C.M.クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』(The Innovatorʼs Dilemma)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  破壊的技術が登場した初期段階においては、破壊的技術を利用した製品の性能の方が持続的技術を利用した製品の性能よりも低い。
b  破壊的技術が登場した初期段階においては、破壊的技術を利用した製品市場の方が持続的技術が対象とする製品市場よりも小規模である。
c  破壊的技術が登場した初期段階においては、破壊的技術を利用した製品の方が持続的技術を利用した製品よりも利益率が低い。
   1 .
a:正  b:正  c:正
   2 .
a:正  b:誤  c:正
   3 .
a:誤  b:正  c:誤
   4 .
a:誤  b:誤  c:正
   5 .
a:誤  b:誤  c:誤
( 中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和4年度(2022年) 問9 )
このページは問題閲覧ページの為、解答履歴が残りません。
解答履歴を残すには、
条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (3件)

12

MOT(技術経営)に関する問題です。

「イノベーションのジレンマ」の理解とともに、「プロダクトライフサイクル」の知識を想起できれば、本問はより解きやすいです。

イノベーションのジレンマとは、改善を重ねる優良企業であっても、

新しい革新的な技術を軽視してしまい、その地位を失う危険があることです。

不連続な新技術へ乗り換えるコストは高くつくため、困難な意思決定がつきまといます。

a 正しい

初期段階は試作品の傾向が強く、既存技術の方が優位です。

b 正しい

初期段階はスモールスタートです。

c 正しい

初期段階は規模の経済や経験曲線効果が十分に働かないため、利益率は低いです。

まとめ

基本的な問題ですので、ぜひ正解したいところです。

付箋メモを残すことが出来ます。
4

「イノベーションのジレンマ」に関する問題です。重要論点ですのでしっかり内容を押さえておきましょう。

「イノベーションのジレンマ」とは、大企業が、

①新興の事業や技術は小さく魅力なく映るだけでなく、カニバリズム(製品や技術の「共食い」)によって既存の事業を破壊する可能性があると考える

②そのため、既存の技術を改良することのみに目を奪われ、新興市場への参入が遅れる傾向にある

という性質をもつ結果、既存の商品より劣るが新たな特色を持つ商品を売り出し始めた新興企業に、大きく後れを取ってしまう現象を言います。

選択肢1. a:正  b:正  c:正

正解です。

冒頭の説明より、以下のことが言えます。

ア)破壊的技術が登場した初期段階では、技術が未成熟なので、当該技術を使用した製品の性能は持続的技術を利用した製品よりも低い

イ)破壊的技術が登場した初期段階では、市場規模は持続的技術が対象とする製品市場よりも小規模

ウ)破壊的技術が登場した初期段階では、規模の経済が働かないこと等により、破壊的技術を使用した製品の利益率は持続的技術を使用したものより低い

選択肢2. a:正  b:誤  c:正

冒頭の説明より、以下のことが言えます。

ア)破壊的技術が登場した初期段階では、技術が未成熟なので、当該技術を使用した製品の性能は持続的技術を利用した製品よりも低い(正しい)

イ)破壊的技術が登場した初期段階では、市場規模は持続的技術が対象とする製品市場よりも小規模(正しい)

ウ)破壊的技術が登場した初期段階では、規模の経済が働かないこと等により、破壊的技術を使用した製品の利益率は持続的技術を使用したものより低い(正しい)

選択肢3. a:誤  b:正  c:誤

冒頭の説明より、以下のことが言えます。

ア)破壊的技術が登場した初期段階では、技術が未成熟なので、当該技術を使用した製品の性能は持続的技術を利用した製品よりも低い(正しい)

イ)破壊的技術が登場した初期段階では、市場規模は持続的技術が対象とする製品市場よりも小規模(正しい)

ウ)破壊的技術が登場した初期段階では、規模の経済が働かないこと等により、破壊的技術を使用した製品の利益率は持続的技術を使用したものより低い(正しい)

選択肢4. a:誤  b:誤  c:正

冒頭の説明より、以下のことが言えます。

ア)破壊的技術が登場した初期段階では、技術が未成熟なので、当該技術を使用した製品の性能は持続的技術を利用した製品よりも低い(正しい)

イ)破壊的技術が登場した初期段階では、市場規模は持続的技術が対象とする製品市場よりも小規模(正しい)

ウ)破壊的技術が登場した初期段階では、規模の経済が働かないこと等により、破壊的技術を使用した製品の利益率は持続的技術を使用したものより低い(正しい)

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤

冒頭の説明より、以下のことが言えます。

ア)破壊的技術が登場した初期段階では、技術が未成熟なので、当該技術を使用した製品の性能は持続的技術を利用した製品よりも低い(正しい)

イ)破壊的技術が登場した初期段階では、市場規模は持続的技術が対象とする製品市場よりも小規模(正しい)

ウ)破壊的技術が登場した初期段階では、規模の経済が働かないこと等により、破壊的技術を使用した製品の利益率は持続的技術を使用したものより低い(正しい)

まとめ

冒頭でも述べましたが、重要論点ですので出題された場合には確実に正解できるようにしましょう。

2

イノベーションのジレンマに関する問題です。

イノベーションのジレンマとは、既存事業の改良を重ねてはいるが、新しい革新的な技術を軽視してしまうことです。

a.製品の性能は、初期段階では破壊的イノベーションの方が技術が未熟であることが多いです。

b.顧客層は、既存製品にアクセスできなかった層をターゲットとするため、市場は小規模となります。

c.初期段階では規模の経済を発揮できないことなどから、利益率は低くなります。

選択肢1. a:正  b:正  c:正

正解です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正

上記説明より、不適切です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:誤

上記説明より、不適切です。

選択肢4. a:誤  b:誤  c:正

上記説明より、不適切です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤

上記説明より、不適切です。

問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
他のページから戻ってきた時、過去問ドットコムはいつでも続きから始めることが出来ます。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。
この中小企業診断士 過去問のURLは  です。
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。