中小企業診断士の過去問
令和4年度(2022年)
運営管理 問6
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和4年度(2022年) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
資材所要量計画に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 従属需要品目とは、資材調達先企業からの要望に従い、生産する時期と数量が決定される品のことである。
- タイムバケットとは、外部企業からの資材の調達にかかる所要時間のことである。
- 独立需要品目とは、営業部門とは無関係に、生産部門や資材調達部門が独自の需要予測に基づいて、生産する時期と必要量を決定する品目のことである。
- 部品構成表とは、購買部門が調達する資材と部品をリスト化した表のことである。
- 部品展開とは、計画期間内に生産する最終製品の種類と数量が決まったとき、それらを生産するのに必要な構成部品の種類とその数量を求めることである。
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この過去問の解説 (3件)
01
資材所要量計画に関する問題です。頻出論点ですので内容をよく理解しておきましょう。
従属需要品目とは、独立需要品目にもとづいて順次計算により需要数量が求められる品目のことです。
タイムバケットとは、資材所要量計画においては一つの期間を区切る単位のことを言います。
独立需要品目とは、他の需要とは直接の関係を持たず、予測によってその需要量が求められる品目のことです。
部品構成表とは、製品を製造する上で必要な部品情報で、その製品がどのような部品から構成されているかを説明するものです。
正解です。設問の内容の通りです。
資材所要量計画に関する用語の内容を問う問題でした。基本的な内容なので確実に押さえておきましょう。
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02
資材所要量計画に関する問題です。
不適切です。
従属需要品目とは、独立需要品目に基づいて、計算することで需要が求められる品目のことです。
不適切です。
タイムバケットとは、生産計画などを区切る単位のことです。
不適切です。
独立需要品目とは、受注や需要から予測して、生産する時期や必要量を決定する品目のことです。
不適切です。
部品構成表とは、製品を構成する部品をリスト化した表のことです。
適切です。
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03
資材所要量計画とは、必要なものを、必要なときに、必要なだけ購入製造するため、生産計画をもとに資材の必要数を計算して購入時期を決めることです。
MRP(Material Requirements Planning System)とも呼ばれます。
本問は上記についての知識を問う問題です。
各選択肢をそれぞれ解説します。
従属需要品目とは、部品や原材料などのように、上位に品目をもち、上位品目の要求によって従属的に需要が発生する品目のことです。
選択肢のような品目は、最上位の独立需要品目を指すため、本選択肢は不正解です。
タイムバケットは、MRPにおける期間の長さを意味します。
選択肢は調達リードタイムのことであるため、本選択肢は不正解です。
独立需要品目とは、従属需要品目と対になるものです。
個々に独立して需要が発生する品目のことを指します。
選択肢の内容は説明として適切ではないため、本選択肢は不正解です。
部品構成表とは、部品、あるいは製品が必要とする材料・子部品の所要量をまとめたものです。
選択肢の内容は説明として適切ではないため、本選択肢は不正解です。
部品展開とは、部品総所要量計算とも呼び、生産計画情報や部品構成表をもとに最終製品の構成要素となる資材の必要量を計算することです。
選択肢は説明として適切であるため、本選択肢が正解です。
通常の学習の範囲では見かけないような用語もあったため難易度が高そうではありますが、落ち着いて対処すれば正解を絞り込んで行くことは可能でした。
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