中小企業診断士の過去問
令和4年度（2022年）
運営管理 問12

顧客へのサービス率は、(1-欠品率)で表します。

在庫回転率は、出荷数の合計を標準在庫量で除したものです。

在庫引当とは、実際の在庫量から、すでに注文があり、出荷待ちの在庫をあらかじめ引いておくことです。

棚卸資産回転期間は、棚卸資産がどのくらいの期間で販売・出荷されるかを表したものです。

発注残とは、仕入先に発注した製品のうち、納品されていないものを指します。

サービス率とは受注や需要に対して、商品を納品または供給できた割合のことで、(1-品切れ率)で求めるため、本選択肢は不正解です。

在庫回転率とは一定期間に在庫が何回入れ替わったかを示す指標で、売れ筋商品の見極めや適切な在庫管理に活用されます。

求め方は、商品の総出庫数を標準在庫量で除し計算するため、本選択肢は不正解です。

在庫引当とは、選択肢のとおりに注文に対して在庫残高から注文量を割り当てて引き落とすことであるため、本選択肢が正解です。

棚卸資産回転期間とは、効率良く製品や商品が販売できているかを測る指標です。計算式は売上高 ÷ 棚卸資産です。選択肢の内容には合致しないため、本選択肢は不正解です。

発注残とはすでに発注はしているが納品されていない在庫のことであるため、本選択肢は不正解です。

顧客へのサービス率は、（1−供給率）によって求められます。

需要があるのに、商品やサービスを提供できないことを機会損失といいますが、この機会損失が少なければサービス率が高いことになります。

在庫回転率とは、一定期間の使用実績量を標準在庫量で除したものです。

本選択肢では分子と分母が入れ替わっており、この引っ掛けパターンも良く用いられます。

正解の選択肢となります。

棚卸資産回転期間とは、棚卸資産を平均売上高で除したものです。

棚卸資産回転期間は財務会計でも出題されるため、計算式は必ず理解しておいてください。

発注残とは、発注したが未だ納品されていない発注量のことです。