中小企業診断士の過去問
令和4年度(2022年)
運営管理 問14
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和4年度(2022年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
ある倉庫では、ある製品の入出庫管理が先入先出法で行われている。その製品の在庫状況を把握するために行った流動数分析の結果を下図に示す。この図から読み取ることができる記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- Aが示す区間の値は、時点aにおける在庫量が倉庫に補充されるまでの期間である。
- Aが示す区間の値は、時点aに入庫した製品の倉庫における滞留期間である。
- Bが示す区間の値は、時点bにおいて製品が倉庫に補充された量である。
- Bが示す区間の値は、時点bにおける製品が倉庫から出荷された量である。
- インプット累積線とアウトプット累積線における水平方向の間隔が広いほど、倉庫内の在庫が多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
Aが示す区間の値は、同じ累積量で時間に差がありますので、時点aでの倉庫へのインプット累積量が、倉庫からすべて出ていくまでの期間を示しています。
Bが示す区間の値は、時点bでの倉庫へのインプット累積量と倉庫からのアウトプット累積量の差ですので、時点bまでに倉庫に入った製品のうち、倉庫にまだ残っている在庫量を示しています。
Aが示す区間の値は、時点aでの倉庫へのインプット累積量が、倉庫からすべて出ていくまでの期間です。
Aが示す区間の値は、時点aでの倉庫へのインプット累積量が、倉庫からすべて出ていくまでの期間ですので、時点aに入庫した製品の倉庫における滞留期間を示しています。
Bが示す区間の値は、時点bまでに倉庫に入った製品のうち、倉庫にまだ残っている在庫量です。
Bが示す区間の値は、時点bまでの倉庫に入った製品のうち、倉庫にまだ残っている在庫量です。
インプット累積線とアウトプット累積線における水平方向(横向き)の間隔が広いと、滞留期間が長いことを示します。
垂直方向(縦向き)の間隔が広いと、在庫量が多いことを示します。
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02
進捗管理に利用される流動数分析についての問題です。図が表していることの基本は、累積線の水平方向の差が滞留時間を表し、垂直方向の差が在庫量です。
Aは水平方向の差であるため、時点aで製品が入庫してから出庫するまでの滞留時間を表しています。そのため本選択肢は不正解です。
Aは水平方向の差であるため、時点aで製品が入庫してから出庫するまでの滞留時間を表しています。そのため本選択肢が正解です。
Bは垂直方向の差であるため、時点bでの製品の在庫量を表します。製品が補充された量ではないため、本選択肢は不正解です。
Bは垂直方向の差であるため、時点bでの製品の在庫量を表します。そのため本選択肢は不正解です。
水平方向の差が表しているのは在庫量ではなく滞留時間です。在庫量が多くなるのは垂直方向の差が広い時です。そのため本選択肢は不正解です。
累積線の水平方向の差が滞留時間を示し、垂直方向の差が在庫量を表していることを押さえておけば十分正解を導ける問題でした。
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03
流動数分析に関する問題です。
Aが示す区間の値は、製品が倉庫内に滞留している期間です。
正解の選択肢となります。
Bが示す区間の値は、時点bにおける倉庫内の在庫量です。
Bが示す区間の値は、時点bにおける倉庫内の在庫量です。
インプット累積線とアウトプット累積線における垂直方向の間隔が広いほど、倉庫内の在庫が多いことになります。
【補足】
本問では先入先出法の意味は直接問われていませんが、消費期限のある物品など、先に入荷したものから使用することをいいます。(消費期限内に使い切らないと、廃棄せざるを得ないため)
本問でいえば、先に入庫した製品から先に出荷することを意味します。
英語はFirst In First Outと表記され、FIFOと略されます。
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