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中小企業診断士の過去問 令和4年度(2022年) 運営管理 問19

問題

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TPM(Total Productive Maintenance)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  設備の高度化・複雑化に対応するために、生産部門と独立して保全部門を強化することが故障の未然防止につながる。
b  保全の技術・技能を高め、設備のMTTRをより長く、またMTBFをなるべく短くするような活動を進めることにより、故障ゼロ、不良ゼロを目指す。
c  設備総合効率は設備の実力を把握するための指標で、7大ロスを数値化したものである。
d  トップから第一線従業員に至るまで全員が参加し、重複小集団活動により実施する。
   1 .
a:正  b:正  c:正  d:誤
   2 .
a:正  b:正  c:誤  d:正
   3 .
a:正  b:誤  c:正  d:正
   4 .
a:誤  b:正  c:誤  d:誤
   5 .
a:誤  b:誤  c:正  d:正
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和4年度(2022年) 問19 )
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この過去問の解説 (2件)

10

正解は5です。

a:TPMとは、生産システム上にある無駄をなくすことで生産性の向上を目指すことです。

TPMでは、部門で独立するのではなく、あらゆる部門にわたって強化することで生産性の向上を目指します。

b:MTTR(Mean Time To Repair)は平均修復時間、MTBF(Mean Time Between Failure)は平均故障間隔のことです。

そのため、TPMのためには、MTTRをなるべく短く、MTBFをより長くする必要があります。

c:設備総合効率は、製造工程における設備がどの程度有効に活用されているかを表した指標で、以下の数式で表されます。

設備総合効率 = 時間稼働率 × 性能稼働率 × 良品率

この計算過程により、7大ロス(故障、段取り・調整、刃具交換、立上がり、速度低下、チョコ停、不良・手直し)が数値化されます。

d:TPMでは、トップから第一線従業員に至るまで全員が参加し、重複小集団活動により、無駄の排除、生産性の向上を目指します。

付箋メモを残すことが出来ます。
6

TPM(Total Productive Maintenance)に関する問題です。

TPMの定義は、生産システム効率化の極限追求をする企業の体質づくりを目標にして、生産システムのライフサイクルを対象とし、あらゆるロスを未然防止する仕組みを生産現場で構築し、生産部門をはじめ、開発、営業、管理などの全部門にわたって、トップから第一線従業員に至るまで全員が参加して、重複小集団活動によってロス・ゼロを達成する生産保全活動とされています。

  • a

生産部門をはじめ、開発、営業、管理などの全部門にわたっての活動と定義されているため、保全部門を強化することは適切ではありません。そのため本選択肢は誤りです。

  • b

MTTRは平均修復時間であり、MTBFは平均故障間隔のことです。選択肢の説明では長くするべき方と短くするべき方が逆のため、本選択肢は誤りです。

  • c

設備総合効率は選択肢の内容どおり、7大ロスを数値化して効率性を高めるものです。そのため本選択肢は正しいです。

  • d

TPMの定義どおりです。そのため本選択肢は正しいです。

正誤の組み合わせは以下のようになります。

a:誤 b:誤 c:正 d:正

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤 b:誤 c:正 d:正のため本選択肢は不正解です。

選択肢2. a:正  b:正  c:誤  d:正

a:誤 b:誤 c:正 d:正のため本選択肢は不正解です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:正

a:誤 b:誤 c:正 d:正のため本選択肢は不正解です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:誤

a:誤 b:誤 c:正 d:正のため本選択肢は不正解です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:正  d:正

a:誤 b:誤 c:正 d:正のため本選択肢が正解です。

まとめ

選択肢に出てきたMTTR、MTBF、重複小集団活動は以下のような意味です。

・MTTR(平均修復時間)

故障後の修理に要する時間のことです。設備の保守性を表す指標です。

・MTBF(平均故障間隔)

一度故障してから次に故障が起きるまでの間隔です。設備の信頼性を表す指標です。

・重複小集団活動

職制主導型の小集団活動で、自主的な参加であるQC サークルと異なり、階層ごとに作られた小集団に全社員が参加する活動のことです。

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