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中小企業診断士の過去問 令和4年度(2022年) 運営管理 問39(2)

問題

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ある小売店の一定期間におけるPOSシステムから得られた1,000件のレシートデータを分析する。このとき、商品aと商品bの購買パターンについて、下表のような結果が得られたとする。下記の設問に答えよ。

・商品aのみ購買したレシート件数:350件
・商品bのみ購買したレシート件数:50件
・商品aと商品bの両方を購買したレシート件数:250件,

商品aと商品bを併買した購買パターンのリフト値として、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
   1 .
3/10
   2 .
5/13
   3 .
5/9
   4 .
5/6
   5 .
25/18
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和4年度(2022年) 問39(2) )
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この過去問の解説 (3件)

9

25/18が正解の選択肢となります。

前問では信頼度(コンフィデンス)と支持度(サポート)が問われていましたが、本問でのリフト値を含めてマストな知識となります。

リフト値の求め方は、次の通りです。

(商品aと商品bの両方を購買したレシート件数÷商品aのみ購買したレシート件数)/

(商品bのみ購買したレシート件数÷POSシステムから得られた1,000件のレシートデータ)

上記の式より、

(250÷{350+250})/({50+250}÷1000)

=5/12÷3/10

=(5*10)/(12*3)

=50/36 ※両方を2で割る

=25/18

選択肢1. 3/10

上記説明より、25/18となります。

選択肢2. 5/13

上記説明より、25/18となります。

選択肢3. 5/9

上記説明より、25/18となります。

選択肢4. 5/6

上記説明より、25/18となります。

選択肢5. 25/18

正解です。

まとめ

なお、25/18以外の全ての選択肢は、全て分母の方が大きいため、1以下となります。

リフト値は、1以上で両方の商品の関係性には一定の意味があり、2以上で両方の商品の関係性が高いと判断されます。

このことを知識として持っていれば、結果が1以下となる選択肢を正解にする意味はないので、複雑な計算を行わなくても1以上の結果となる唯一の選択肢である25/18を選択することも可能です。(このように解説すると、知識として知っておく必要があるのかと思われるかも知れませんが、あくまでも計算式を理解して再現できることが必要です。その上で、知識として習得して頂ければと思います)

付箋メモを残すことが出来ます。
2

正解は5です。

リフト値は、商品aが商品bの購入率をどの程度引き上げるかを示したものです。

計算式は、分子には、商品aが商品bの購入率をどの程度引き上げるかを示したもの(商品aと商品bの両方を購入した件数/商品aを購入した件数)、

分母には、全商品における商品bの購入率(商品bを購入した件数/調査対象者数)となります。分母の意味としては、商品aの影響で商品bの購入率が引き上げられていることを裏付けるためにあります。

例えば、商品bが大人気商品で、来店者のほとんどの人が購入する場合は、商品aの影響で商品bの購入率が引き上げられたのではありません。

その場合、リフト値では、分母が大きくなり、リフト値が小さくなります。

問題文の数値をリフト値の計算式に当てはめると、

分子(250/600)、分母(300/1000)となり、リフト値は、25/18となります。

1

マーケットバスケット分析による関連性分析について問われています。

レシートから得られた購買データから、商品の組み合わせに何らかの関連や規則を見つけ出すことです。

本問はリフト値についての出題です。

リフト値とは、信頼度(コンフィデンス)を証明する目的で計算をします。商品aと商品bの信頼度が高いのか、たまたま併買が増えているのかを測るために利用します

リフト値の求め方は、信頼度 ÷ 分析する商品が購入される確率です。

本問の商品aのリフト値を求める場合は以下のようになります。

商品aの信頼度 ÷ 商品bが購入される確率

本問の数値を当てはめてみます。

5 / 12 ÷ ( 50 + 250 ) / 1000 = 25 / 18 商品aのリフト値

同様に商品bのリフト値を計算します。

商品bの信頼度 ÷ 商品aが購入される確率

本問の数値を当てはめてみます。

5 / 6 ÷ ( 350 + 250 ) / 1000 = 25 / 18 商品bのリフト値

両者のリフト値は同じになります。

選択肢1. 3/10

本選択肢は不正解です。

選択肢2. 5/13

本選択肢は不正解です。

選択肢3. 5/9

本選択肢は不正解です。

選択肢4. 5/6

本選択肢は不正解です。

選択肢5. 25/18

本選択肢が正解です。

まとめ

リフト値には1.0を超えると分析している商品同士に相関関係があると認められる特性があるため、本問で言えば25/18しか該当する数値がないため、選択肢を絞ることもできます。

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